語彙力からの脱出

2014年から謎解きに参戦し、現在500公演以上に参加しています。謎解きの楽しさや、魅力をお伝えすべく、リアル脱出ゲームを中心とした謎解きの感想をネタバレなしで、そのおススメやコツを分かり易くお伝えすることを目標に更新中。

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君は明日と消えていったの感想

私ね、人が死ぬ事によって『感動したー』という映画とか大っきらいなんですよ。

 

具体的に言っていいですか?好きな人がいたらごめんなさい。

私の意見ですから。次にあったときげんこつでもしてください。

 

私は

世界の中心で、愛をさけぶ

タイタニック

が嫌いです。

 

特に「世界~」は昔付き合っていたひとと見に行って、その人は「感動だ」と号泣していたのに私は「は?」と言っていたのが懐かしい思い出です。

別れたよね。

いい人だったよね、元カレ。

 

 

人が死んで悲しいは悲しい。

それは悲しいのであって流した涙は悲しみの涙。

感動して泣いたのではないでしょう?

というのが、根がドライなために思いがちです。

ネクラでネドライとは救いようがないですね、私は。

 

そんな話だったらどうしようと思っていましたが、予想を遥かに飛び越えました。

 

 

君は明日と消えていった

ヒミツキチ型

探索 

謎  ☆☆☆

満足度 ☆☆☆☆☆☆

参加形態 ツイッターで集いし3人

道玄坂ヒミツキチラボ

脱出成功

 f:id:nazoko_dayo:20161015204304j:image

 

いいですかみなさん、とりあえずチケットを買いましょう。

(某有名ブログからのパクリ)

 

あなたは映画部に所属する、高校2年生の男の子。

ある日、あなたの元に謎の小包と、一通の手紙が届く。

差出人は、亡くなったはずの幼馴染の女の子。

そこには懐かしい字で、こんなことが書かれていた。

 

「お願い、私の最後の願いを叶えて―」

 

彼女の最後の願いとは、一体何だったのか。

なぜあなたに、こんな手紙を送ってきたのか?

 

17歳の少年になったあなたと幼馴染の少女・みずき、そして映画部の仲間達がぶつかり合う青く切ない物語。

謎を解いたその先には、意外な真実が隠されている。

 

果たしてあなたは、彼女の真実にたどり着くことができるだろうか?

 というストーリー

 

初っ端から泣きました

だって死んでるんですよ!幼馴染が死んだんですよ!

そんでもってなんか荷物が届いたんですよ!泣くでしょ!(悲しみの涙)

 

 

でも謎解きしなきゃいけないんですぐに涙は引っ込みました。

 

 

謎は、「謎解きするぞー!!!」という感じではなかったと思います。

 

実に「物語」でした。

 

だから私はこの公演が全体的に得意なんだと思います。

 

 

物語に謎が全身で乗っかってきていました。

 

 

マジパねえので

みずきは相当な謎クラスタだったに違いないと思います。

 

 

本当に

ストーリー性が半端ない。

一喜一憂がありあまりました。

 

 

私はその度その感情を口にだしてしまいまいました。本当に感情コントロール大変だった…。

 

うるさかったでしょうね。ごめんなさいでも自分を止められなかったです。

 

 

 

あとね、本当に私達が主人公なんです。

本当に。

卓がいくらあろうと、いくら人がいようと、私が主人公でした。

 

 

これはね、チケットを買いましょう(2回目)

 

 

そうすればわかるというかそうしないとわかんないのよ!

私は「うおおおおおおおまじでかあああああ」となったんですよ!

謎と全く関係ないところでな!

 

 

 

ラボの狭さも気にならず、大事なみずきの荷物に集中できましたし、他チームの動きも全く気にならないのでとても良かったです。

 

 

全体にガチでリアルでした。

こんなにリアルなのはさすがラボでの公演です。いつも驚かされますが、今回はかなり驚きました。

 

 

その時は物語の主人公だったからなるほどねって、何も気にしなかったけど、今考えると一体どうなってんだよ運営的にってこともありました。

 

謎解き、というかみずきの願いを叶えている最中にも驚きの連続です。

 

 

そして最後は多分に漏れず

みずきぃぃぃぃぃ」と泣きました。

 

これが何の涙なのか…

感動…

そんな言葉ではありません。

 

 

実際プレイして

「この干し芋(仮)的感情か…」

と気がついて頂きたいです。

 

 

この感情の名前は人によっても違うかもしれません。

 

私の胸の中は超絶もやもやしていました。とだけお伝えします。

嫌な感情ではなく、映画などみても良作の時に起こることがあります。

 

 

脱出が成功したとか失敗したとか関係なく胸にじわっとした感情が広がります。

 

 

 

青春、と言っていますが、青春に特化しているわけではなく、誰か身近な人の「死」にあたり、残された者がどのように振る舞うか、生きていくか、そんなことを考えさせられる公演だと思います。

 

片想いからの脱出といい、忘ラボといい、失敗すると心にダメージを負う公演をラボではよくやってくれますが、今回もダメージを負うと思います。

 

でもそれが人生なんじゃないか、何も分かり合えることばかりではないし、人間同士のすれ違いなんて当然あるものです。

 

そしてすれ違ったまま一生会えないことだってあるかもしれない。それが人生なのではないか。

そんな風に思った次第です。

 

 

結果発表があった瞬間に「リピーター公演はよ!」との声が出るほど。

 

 

つまりチケットを買いましょう。(3回目)

 

 

 

追記

私は仙台に戻ってきた訳ですが、さらにきみあすの世界の深さを分かることになりました。

 

驚きすぎました。

 

「リアル脱出ゲーム」というジャンルを超えてるんじゃないだろうかこれは…

 

リアル脱出ゲームを好きではなくても多くの方に体験してもらいたい公演です。

どう伝えたら良いかわからないから

早くチケット買ってくださいー。