語彙力からの脱出

2014年から謎解きに参戦し、現在500公演以上に参加しています。謎解きの楽しさや、魅力をお伝えすべく、リアル脱出ゲームを中心とした謎解きの感想をネタバレなしで、そのおススメやコツを分かり易くお伝えすることを目標に更新中。

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チームについて考える

現在私が一人でふらふらしている時に混ぜていただいているみなさんは謎解きに慣れている人たちです。人数が増えてチームを分ける際に別にグーパーで決めようが、あみだくじで決めようが比較的どうにかなるグループが出来上がります。

 

しかし私が地元でやるときはそうもいかないもの。

 

私が地元で所属している「まるばつ組」は初心者も多いのです。下手したら半分以上が初心者の事もあります。職場で緩くつながっている謎解き仲間なので、遠征するのはその中の一握り。ほとんどは仙台に来た時に、予定が合えばやろうかな、という感じの人々です。

 

予定は謎解きに合わせるもんじゃないのか………(目からうろこ)

 

そんな状態なので初心者と経験者と解ける人をうまく配分しないとまったく進まない、なんて悲劇も起こりうるので、私をはじめ、仕切る側がああでもこうでも考えてチーム分けしております。

 

最高の結果がサンマリノ2/3で、最低の結果が暗殺教室2 0/3です。

なんで暗殺教室2はだめだったのだろうか!!

 

まあ、でも初心者(謎解き経験5回以下をそう呼んでいます)が半分くらいの中よくやっていると思います。

 

そんな我々ですが、数年前のチーム分けドラフトメールを見ていて

「こりゃひどい」

というものがあったのでさらそうと思いました。

 

注:私が書いたのではない

 

数年前ですからほとんどみんな「初心者」だった頃です。

 

Aチーム      Bチーム

O(大謎)     N(大謎)

S(小謎)     O(小謎)

M(小謎)     K(小謎)

なぞこ(整理)   S(整理)

K(伸ばし棒)    U(運)

S(カン)     M(オブジェ)

 

 

今位場数を踏んでくるとわかりますが、大謎なんて誰がひらめくかなんてわからないし、結局は総合力、チームワークだと思うのです。

 

しかし当時のこちらの表に大謎担当がいることに驚きました。

大謎担当は大謎まで何やっているのだろうか…!!

きっと暇ですね!!!!

今ならこんな考え方絶対しないです。

 

けれども当時Oは「私は大謎がやりたいんです」といっていたらしいのですよね。

 

「大謎がやりたい」

なんてつよい言葉……(絶対そんなこと言わないし言えない)

ちなみに、そういって大謎が解けたことはないようです。

 

 

 

というか皆さんお気づきですか?

「オブジェ」って。

「伸ばし棒」って。

 

私を含めて謎は速く解ける人がやるべきものであると思い、自ら進んで謎を解かない人もいますが、オブジェに位置づけられていいた人も「これやって」と言えばやってくれていたはず…なのに…オブジェって。

 

 

 

 

さて。話は少し変わって。

最近の謎解きで本当にしみじみ思うのは

「一人で処理しきれる情報量じゃない」ということです。

それが周遊でも。

 

なかなかに超優秀でもない限り、

「覚えてねえし!」

「読んでねえし!」

「解いてねえし!」

「見てねえし!」なのです。

意図としてそのような作りにしているのでしょうとしか思えません。

 

私は「謎解き」はあまり得意ではなく、「情報整理」を得意としているので、できるだけ謎を解くことではなく、全体の流れをつかむことを目標に謎解きに参加しております。

 

しかし最近は情報量が多くて多くて。全部の資料に目を通すことが無理だと感じることが増えてきました。

手紙とか日記とか本当にもう。謎制作者好きすぎでしょ。

 

そのための「役割分担」と「情報共有」なのでしょうが、最近の公演は本当にこの2つがないと下手したら中謎でもとん挫しかねません。

 

つまり「謎解きゲーム」とは「リアルチームワークゲーム」もとい「リアルチームワーク育成ゲーム」(フォロワーさんのアイディアをまるパクリしております)なんだということです。

 

 

何かを協力する、それは人間の脳の中でもっとも発達し、「人間らしさ」を司る大脳の前頭前野から生み出される力です。

つまり「協力」って簡単に言いますけどね、動物の中も高度なことで、簡単なことじゃないということですよ。(なお、ここら辺詳しいけど専門ではありません)

 

私は出会ったことありませんがブログを書いていて皆さんからのコメントを見ていると「問題を囲うチームメイト」は結構いるようですし、「協力しないチームメイト」もいるようです。

その方たちは前頭前野の発達がごにょ…なのでしょうね…。

 

その方たちにあたってしまったら。

どうすればいいのでしょう…。

その解法は私はもっておりません。

ごめんなさい。

 

 

 

それとは逆に協力体制が出来ていれば信じるべきは「自分」ではなく「チームのみんな」なのだと私は思います。

 

最近では私は誰かが目を通して「干し芋(嘘のヒント)大事だよ!」と言っていた資料の確認は後回しにすることにしております。

 

大体その「干し芋(嘘)」を覚えていれば進むキーになりますし、もしその人がひらめかなくてもそれを元にその情報を途中で補完すれば誰かは「あ」ってなりますからね。

 

最近だと「きみあす」と「幽霊荘」と「アルバトロス」でそれをとても感じました。

「資料全部読んで覚えて整理するのムリー―!」と思いましたが、他のメンバーが私の知らない部分をきれいに補完してくれました。

なぞこ補完計画!(違う)

 

それを経て、なるほど、これがチームワークなんだなといまさらながらにすごく感じたのでした。

 

小謎担当とか、大謎担当とかではなくて。

補完計画ができる仲間が大切なのだなと。

 

 

おう、なぞこ、何が言いたいんだ、

つまり謎解きは「リアルチームワーク育成ゲーム」なのですから、決して「大謎担当」とか「オブジェ」なんてもんはチームにはいないはずだということです!

(こじつけ)

(協力しない人は知りません)

(「小謎担当」はいると思いますし必要だと思います)

 

 

あとはみんなが「不快」にならずに「愉快」にチームプレイできれば成功しようが失敗しようが楽しいじゃないですかってことです。