語彙力からの脱出

2014年から謎解きに参戦し、現在500公演以上に参加しています。謎解きの楽しさや、魅力をお伝えすべく、リアル脱出ゲームを中心とした謎解きの感想をネタバレなしで、そのおススメやコツを分かり易くお伝えすることを目標に更新中。

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ぱぱぱぱオレンジ編 ぱぱぱぱっかそん

ぱぱぱぱっかそんの各チームの私の立場から見た感想を私が取材した公演順に書いていきます。
※運営チェック済みなので問題点等ありましたら運営までよろしくお願いします

 

私の立場は「取材班」
そう、取材を通して「どんなことを考えているのかな~」と推測し、取材を通して「どんな謎を作っているのかな~」と盗撮し、取材を通して「なんだよこれ超面白いじゃんプレイしたかったよ」と悔しがる立場です。
なのですべての事象で「当事者」ではないことを先にお伝えしておきます。
なのですべてわかっているような全く分かっていないような、そんな立場です。

 

ぱぱぱぱオレンジのメンバーはこちら!

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あのですね、まず地下倉庫、牢獄(?)でパーカー支給的なことが行われたのですが、この会場を見たときに「地下は5103でしょ…」と思っていました。

 

ここに24人押し込んで目隠しとかさせるつもりなんでしょ…!と思っていました。

(※なぞこの全くの勝手なイメージです)

しかも下見の時点で採寸とかしだすから。

 

そうして無事に地下をゲットした場所ドラフトを終えて一番に取材に行きました。

行った瞬間「なぜ来た」感が強く、「取材だからだよ!」と思っていましたが、前にも書きましたが、今まさにこの瞬間「他に場所借りる」話をしようとしていたようです。

 

取材側としてはしてほしかったですね。

でもデバッグしたときの驚きを考えるとしてもらわなくて良かったですね。

 

どっち。

 

 

5103は「次に何が起こるかわからないのが僕は好きだ」「プレイヤーが主人公」「謎解きである必要はない、体験をさせたい」というプレゼンテーションをメンバーにしていました。

 

まさに「次に何が起こるかわからない」がこの公演…いや、オレンジチームのぱっかそんだったと思います。

 

 

 

カーテンで仕切りたい。カーテンの長さは2m以上ない…などの説明をしていて、なんでそもそもカーテンの長さ知ってるのと思いつつ、どうやって仕切るのかと思っていました。

 

そして120分たってチームを一周して地下に行ったら

「誰もいない」

そして作業場にも

「オレンジこない」

つまり

オレンジ消えた。

 

「次に何が起こるかわからない」 

 

Twitterで生息は確認しているものの、何が生まれ何が進んでいるかは全くわからないのです。

 

Twitterを見ると

ピザ食べています。ハッカソンらしいです。

お雑煮食べています。お正月らしいです。

 

 

そして突然の「メインビジュアルの発表」。

 

 

こちらの作業場のざわつき、とくにぐりーんの動揺が半端なかったです。

(ブルーはマイペース)

「地雷女とかあいつだろ!」

 

「次に何が起こるかわからない」 

 

 

 

 

そして朝…

オレンジチームは幕を張っていました。

なるほどもともとあるブロック

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を利用してポールを立ててテグスで膜を張るのか!!

そしてそこにテープで文字を書いているのか!

を、撮ったのに!一日ぶりのオレンジの生息を確認したのに!

 

私はその映像データをすっぽり消してしまったのです。

 

「次に何が起こるかわからない」 

 

恐ろしいオレンジチーム(全くの責任転嫁)

 

 

 はい、カーテンできたよ!(再会から3時間後)

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そうして私と他2人の取材チームでデバッグさせていただきました。

3人だったので、実際の24人とはだいぶ違いましたね。本当に取材に入って思いました。大人数って怖い。

 

「地雷女~その女に気をつけろ~」流れ

カーテンで仕切られた4つの部屋には「騒げ」「話すな」「青を見ろ」「ドラム缶見ろ」の指示が書いてあります。

青のテープを見ると小さく「この部屋の出口さがせ」。

ドラム缶を見ると「オレンジのロゴ辿れ」です。

「ロゴ?」

見るとユナさんが無言で扉を開いています。

ロゴある~。

 

外出るの~?!

 

寒い寒い(この時はまだ雨は降っていなかった)(コートなどない)

 

少し歩くと「さやかのアジト」がありました。

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↓近くで見ると

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「場所借りたんだー!!」

 

そこに入ると不機嫌なさやかちゃんが。

この会場に貼ってある謎は「だいたい解けない謎」でした。いや作った黒虎さんからすると解法はあるらしいのですけれども、「ね゛」

(3に注目)

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黒虎さんめっちゃこの「ね゛」の近くにいたんですけど、みんな絶対「ね゛」「ね゛」って言っていただろうに、よく笑わないよね。

 

さやかちゃんがすごい怖くて。何を聞いても基本怒っているので超怖かったです。うつるさんすごい…。

この解けない謎群の中に一つ解けるものがあったのですが、それでさやかが「嫌いなものが銃声」ということを知りました。

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だから?

 

しばらくするとさやかが「なにこれ違うじゃん!」と解答用紙を黒虎さんに直すように言って、そのすきをついて通れなかったキッチンを通ることができます。

 

そうするとおんせんさんが死んでいて「あの女には気をつけろ」とダイイングメッセージがあり、傍らにはクラッカーが。

 

逃げないと!やっぱり怖いと思ってたんだよ!

都合のいいことにクラッカーがあるので「パーン」としてキャーキャーにげて会場地下に帰ると…ゲームマスターが死んでいる…!

 

バットもった女がいる。

 

ということでゲームマスターの名札を奪って、結末を読み終えるとクリア…という公演でした。

 

確かにぱぱぱぱぱっかそんのルールでこの建物の中にとどまれとは言われないですし、ちょっとした冒険感、何が起こるかわからない感満載でした。

他にはない体験。

 

ちなみに「他に会場を借りた」というのが徐々に地上階に知れ渡り「まじか」「大人め」がジワーと広がっていくのを見ているのもなかなか興味深かったです。

 

 

私はこの公演を一番最後に取材したのですが、昨日作ったものを今日4公演行うのは公演する側もプレイヤーも大変なんだなと思いました。色々事件(?)がありました。

 

その1。地下にて

「カーテンの棒が壊れた!!!」

ここには非力な女性と5103しかいない!しかもカーテンがないと出てっている姿結構丸見え!!

あかん!

なぞこ、カーテンの棒になる。  

 

その2。玄関にて

その日は雨。結構な雨。取材班は外に出ることを分かっていたので前もって傘を置いておいたのですが、数分目を離した隙にその傘が消えました。

カメラが濡れる...!と困るのでダウンをカメラに被せて出発。大事なのは私<機材。

誰よ傘盗んだの呪う。

 

その3。さやかのアジトにて

無事に全員が出ていったらさやかのアジトでさやかちゃんが謎が解けない、上にいる人はなんだと詰め寄られていました。

「謎解いて!」 「うえの人はここ借りてるからここのひとだよ!」

 

全員で席に座ったりお祝いしたり、人とは色々なことを考えるのですね...

時間は減る一方だし、プレイヤーのイライラが溜まります。

さやかちゃん頑張って…

 

そして回答用紙の修正。

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 「知り合い?」
「いや、知らない人」

 

そうして、ピンク公演のパリピに迎えられ(4公演目はここが長くかかっていたようです)地下に戻るとゲームマスターが死んでゲーム終了!

...

深読みするプレイヤー。

「全員いるか!数えるぞ!」「血がついているのは2枚目までだから、そこから下はあの女が追加したんだ!」「で、何をすればいい!!」

 周りのざわめきからか死んだゲームマスターが動きません。

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 動き出すまで数分かかりました。

 みなさん!疑いすぎです!

 

 

たまに何のために謎といてるんだろと思う公演ってありますよね。なんでこんなにヒント残してまでここに閉じ込めたんだろと思うことがあったりします。

 

しかしオレンジの公演は「ゲームを終了させる」ことが目標で、そのために謎を含む様々な体験ができたと思います。

解けないさやかちゃんの謎も、さやかちゃんが激おこなのも、それをプレイヤーがどうにかしようとする体験だったなぁと。どうにもならないのもそれはそれでよい。人生みたいだな、と思っていました。

人生も次に何が起こるか分かりませんから。だから私はこの公演、ある意味リアルですごい好きでした。

 

そうそう昨日、一年近く連絡するなと言われ一切連絡を絶っていた人から突然「ライブ行くけど一緒行くー?」って電話来て「何が起こるかわからない」と思いました。オレンジのおかげかな。(違う)