台風が発生しました。
同時に3つ。
日本列島は試されていました。
そうして、22日に突発的に開催される「東京ドームダンジョンからの脱出」に来る謎クラスタも試されていました。
台風の発生をうけ前日、
「明日中止になったらメンタル崩壊」
「有給勿体ない」
「新幹線代…」
等ツイッター上でざわざわしていました。
しかし当日、開催が決定すると、
「雨がやばい」
「むしろ家から出たくない」
「レインコートない」
「家から出られない」
出たら出たで、
「電車が来ない」
「靴が死亡」
「全線見合わせ」
等関東全域からの悲鳴が聞こえました。
家の前が浸水してまさに家からの脱出を図る方も。
彼はサンダルをもって現れました。
サンダルで家から脱出し、靴に履き替えたようです。
※掲載許可もらっています
がんばれ
そうしてここにきて名言が
※掲載許可もらっています
私は安全な宮城県から台風に向かって最高速度時速320kmで向かって行きました。
そう私も立派な変態。
しかし、東京ドームについてびっくり。
入場口、超並んでいる…!??
わざわざ家をあんなに大変な思いをして飛び出し、東京ドームに閉じ込められに来たというのですか。
あなたたちは変態ですか。
東京ドームダンジョン…それは奇跡…
あなたは野球と野菜の国「パセリ王国」に迷い込んでしまった。
そのパセリ王国で大変な事件が起こっていた…。
なんと肉食の魔界「ジャス・ミート」が野球戦争を仕掛けてきたのだ!
迎え撃つパセリ王国には大きな問題があった!
勇者(エース)がいない…
勇者(エース)になる方法はたった一つ
年に数回、東京ドームが奇跡的に空いた時にだけ突如現れる
「東京ドームダンジョン」
そこに眠りし三種の野球神器を手に入れることで
あなたは真の勇者(エース)となり、
魔界ジャス・ミートを倒すことができるだろうか
3種の神器、ということで3つのコースが用意されています。
ゴールデンバット編(目安:2時間半)
ダイヤモンドグローブ編(目安:3時間)
マジックボール編(目安:2時間)
体力を考えて、難しいものから行った方が安心かとなりまして、私たち6人の勇者は一番体力も難易度も高い「ダイヤモンドグローブ編(青)」から開始することにしました。
もちろん3種類やりきるつもりです。
新幹線の終電は21時44分。
台風は新幹線に沿って北上しています。
全脱出できるのか!?帰れるのか!?
ゲームの順番は結果として、私はですが、この順番でよかったと思っております。
でも、別の物から始めてもそれでもよかったというと思います。
マジックボール(緑)からであれば茶番でテンション上がる方はいいでしょうし、
ゴールデンバット(赤)からであれば茶番と謎解きのバランスが良いのでこれからの長丁場の景気づけ(?)にはいいと
思います。
最終的には「もう嫌だー」となるので、直観的に選んだ方が楽しいかもしれません。
しかし「体力★★★」
体力とは何のことだ…?
千本ノックでもするんですかねー?
ウサギとびかしら…。
色々言っていたのですが、
最終的な感想としての「体力」とは、
7時間19000歩歩き、
階段を55階分登る
(※トータルですが)
ことだ、
と知りました。
もちろん各コース、体力を使う他の要因もありますが、なんだったら千本ノックしたほうが楽だったかもしれません。
55階。仙台で一番高い仙台トラストタワー(37階建て)を大体往復した感じです。そんなことやったことがないので何とも言えませんが、今日太ももが痛いのはそのせいかもしれません。
東京ドームで謎解きをすると東京ドームの横スケールはもちろんですが、縦スケールも感じられると知った一日でした。
東京ドームの横スケールは面積が46,755㎡なので雑にいうと1辺200mの正方形です。結構小さいですよね。ボルトなら20秒かからずに走り抜けることでしょう。
しかしそこに階段(しかも幅広で緩急ありあり)があり、
※走っているからブレブレ。こけました。
内野席から「次はあそこじゃないか…」と外野席の方を見、行った先の外野席から「次はグラウンドのベンチじゃないか…」と言う心理的疲労があり疲れが倍増と言ったらありません。(場所等すべて仮です)
あとグラウンドに出ると無駄に走る人もいたためそこでHPが削られていたのかと。
なぜ走る。
さて、ダイヤモンドグローブ編ですが
ドワーフ族と伝説の防具「ダイヤモンドグローブ」を作り出す物語。
ダンジョンに眠る様々な素材を集めたり、鍛冶レシピを開発したり…
的なストーリーです。
13:30頃から開始し、3時間程度で終わりました。公式情報通りです。
私たちTHE平均的謎解き力の勇者たち!
素材が散らばっているもので移動距離も群を抜いてすごいですが、謎解きの難易度も一番高かったと思います。
あとの2つと比べてもこれは「謎解き」だったな、
と思えます。
もし一つしかできない時に「謎解き」したいならこれがおススメです。
ストーリーもしっかりしていて、ちょっといい話です。
すごく私たち良いことしたな…そうだよね、だてにグラウンド走ってないよね…と思います。(走る必要は全くない)
しかし、そのしっかりしているストーリー。
しっかりしすぎていて、
驚くほど全く頭に入ってきません。
これが普通の公演だったら少しはなにかに気付くだろう私でも、既に開始1時間で疲れ果て、物語が進むにつれて、
「はいはい、次のページ、ん?なんだって?」
【戻る】
「はいはい、で?ん??」
【戻る】
「ん?」
と
壊れかけのRadioになり果てました。
やること(謎解きなど)は目の前にぶら下がっているので、うわーーーーー!と光を求める虫のように向かっていくのですが、いざそのもとに行き離れると壊れかけのRadioになるので概要を理解できないままに進んでしまったようにも思います。
それでも屍のように謎を追い求めラストに到着。しかしこんな状況なのでラス謎で6人全員つまりました。
他の方はわかりませんが、
私は人数が多いということで、
もはや「誰か何かに気づいてくれんじゃないかしら…」と
いうことで、
文章を読み込んでも、
写真を見ても、
周りを見ても、
見た先に目から文字が蒸発していくように、全く脳に届いていない状況でした。
もはや違うコースの人がなんか茶番しているわあ……と無駄な情報がインプットされ始めました。
しばらく無言になり、私は突如「ヒント聞きますかー?ヒントをー!」と今度はリピートする壊れかけのRadioになりました。
そうしてヒントを見て「あああああああああああああん!???」となりました。
これはやっぱりさすがのSCRAPです。
こんだけ疲れてるんだからちょっと手を抜いてもイインダヨ?
…と言っても私はその情報まったく見た聞いた記憶がありませんでしたけどね…。
謎解きメインと言ってもしっかり楽しい部分もありました。
こんな機会でもなければ入れないようなぜいたくな場所で、まじかよっていうことをやることもありました。
とても疲れますが、笑いに絶えない3時間でした。
(後半に続く)