ここ最近
「いく謎解きがないなら作ればいいじゃない」
「やりたい謎解きなら作ればいいじゃない」
というフランス貴族的な発想でか(たぶん違う)、新規謎解き製作団体さんが増えています。
かく言う私も自社イベントで謎解き作っていますからね。
言わなくてもみなさん同じでしょうが、解くと作りたくなるのですよ。
(解けないくせに私は)
私は謎は作れないからもっぱらストーリー担当で、上司と喧嘩したりいがみ合ったり命削っている感半端なかったですけれども、皆さんはうまくやっているのならすごいなあと思っていたりします。
それだけですごいです。
さて、今回は新規団体ダンブルウィードさんの公演の感想です。
宇宙船ノアからの生還
ルーム型
探索 ☆☆
謎 ☆☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆
参加形態:グルーミー隊、解けるカップル
イベントカフェスイッチ
脱出成功
-宇宙という密室-
巨大隕石襲来!地球滅亡の危機!
地球を救うべく宇宙に飛び立った『宇宙船ノア』
そこに突如飛来する小隕石群!
鳴り止まぬアラート音。
限られた状況の中、巨大隕石が衝突する時間まで…残り60分。
というストーリー
私にとっての謎解きは何度も言いますが「世界感」と「ストーリー」が重要です。
この公演はどちらもしっかりしておりました。
何度もデバッグを繰り返していたようで、細部にちりばめられた情報の細かさがとても丁寧に作られていると感心しました。
自分のイベントで
「なぞこさん、そこストーリーどうなってんの?」
と聞かれ
「んー、そこら辺は少々ぐにゃってしてもなんとかなるんじゃない?」
とか言っちゃった私とは大違いですよ!!!
あんなに「ストーリー大事」と言っている癖に。
言っていることには責任を持ちましょうね。
あと映像がすごかったです。
音楽もよかったです。
これもいわゆるお仕事でしている「プロ」と一般の方の垣根がなくなっていると薄々気がついていましたが、はっきり突きつけられたような気がしました。
まじ宇宙船でした。
思ったよりきちんとした宇宙船でした。
見てすぐに「宇宙船だ!」と声が出ました。
「ノア」名前はレトロですが最新式です。
謎もなかなかの質と量です。
みなさま解ける方だったのであれよあれよと最後までいき、推敲に遂行を重ね試験の最後の見直しのように答え合わせをして成功しましたが、4チーム中1チームだけの成功だったので簡単ではありません。
最後の謎も私が文章を熟読している間に
「干し芋じゃない?あぶるんじゃない?!ストーブだね!」
と解けはじめておりました。
ので、私は芋を耳に挟みつつ熟読を続けました。
これぞ役割分担です!
ちゃんと色々見つけましたよ。(役に立ったかは別として)
尖った公演だと制作者さんがおっしゃっていましたが、そうね、確かに一筋縄ではいかないけれども、そうかしら、すべての導線がしっかりしていて、すべてに裏付けがあって尖っているというか挑まれている感じがしました。
たぶん私みたいに「ん~そこらへんは適当で!」という人がいないのでしょうね。
もしかしたら
「謎クラスターよ、かかってこい」
とか言ってもいい公演だと思います。
来月再演 あるようなので迷っている方は是非是非
あ、ただこちらの団体さん、次の公演が...
【告知】タンブルウィード新作公演!
— タンブルウィード (@tumbleweedjp) 2016年9月17日
「パイレーツオブカリービアン」11/11(金)12(土)13(日)
詳細は随時発表いたします! pic.twitter.com/c7OS6hNoHF
カリービアン…!