前作「爆弾紳士の挑戦状」が好評のようだった演劇×謎解きの円盤ライダーRPGの「リアル爆弾処理ゲーム」についに参加できました。
「役者がいる場所が舞台だ!」をコンセプトに活動する演劇ユニット『円盤ライダー』が提供する新たな体感型アトラクションコンテンツ。芝居とリアル謎解きゲームを融合させる事で、RPGの名の通り、役割をプレイして楽しんでもらえるエンターテイメントです。
です!
前作の少し前のお話みたいですね。前作分からないけど、全然大丈夫でした。
前日に案内メールが来るのですが、本文を見てとっさに「何のこと!」と思ったのは内緒です。(全然現実世界にいた)
リアル爆弾処理ゲーム
『爆弾紳士の卒業試験』
ルーム型
探索 ☆☆☆
謎 ☆☆☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆
参加形態 ツイッターで集いし3人とソロ4人様?
爆弾紳士のアジト(どこだかわからない)
脱出成功
爆弾魔“爆弾紳士”から届いた一通のメール。
「同志諸君。今まで爆弾の配置計画、搬送、その他雑用へのご協力、誠に感謝します。
皆さんこの1年、優秀な部下として私を支えてくれました。
感謝の気持ちを込めて、私の知識と技術の全てをお教えしましょう。」
あなたは数いる爆弾紳士の弟子の一人。
見事、爆弾紳士の知識と技術を受け継ぎ、その想いと覚悟を背負う事が出来るのか?
命を賭けた卒業試験が始まる・・・。
タイムリミットは60分!あなたは卒業試験をクリアできるのか!?そして、爆弾紳士の意外な秘密とは!?
というストーリー
演劇と謎解きが完全に融和していてとても新鮮でした。
結局「謎解き」は「非日常」だからそのに招き入れるための何かが必要で、最近はそれを演劇にして、芝居を挟む謎解きも増えているような気がしておりますが、やっぱり本物は違うし、いいものだと思いました。
推理物やフィールド等大きな公演では比較的よく見かけますが、ルーム型で役者さんがGMとしているというのはなかなか贅沢です。
ちょっと本音を言いますと、私は普段あまり演劇を好んで見に行きません。それが芸能人でも友人でも…。なんでしょう、私は人として圧倒的に何かが欠けているので、見ているとなんだかむずむずするんですね…。
自分はこんなに茶番(物語の人になり切ったり、そのスタッフと絡む行為)が好きなのに人がそうやっているのを見るとむずむずするなどなんて都合のいい生き物なんだ…!
しかし今回は「あ、ちゃんとしているとこんなに近くでもその人そのものだし、全然むずむずしないんだねー!」と思いました。
実に良かったです。
公演の流れは公式にも記載のあるとおりこのような感じでした。
1.待合せ
『待合せ場所』に集合。
2.アジトへ移動
メンバーが揃ったら兄弟子と共に爆弾紳士のアジトへ移動。
3.爆弾解体
謎解きをして、推理をして、爆弾を解体します。
4.エンディング
爆弾解体の結果により変わるエンディングをお楽しみ下さい。
「爆弾紳士のアジト」のアジト感が半端なくて「これ、帰れるのか」と道すがら言い続けました。あ、大丈夫です。きちんと帰れました。しかしたぶんもう二度と行けません。
爆弾の解体…(解体なのか…?)まあ、そんなものがあるのですがそれがね、結構難しいような感じでね、もう私と言ったら「なんかすることありますかー」とうろうろしていただけなのです。
解ける方がね、多かったので。
次々「こちら終わりましたー」という声が響きましてね。私はね、「干し芋(嘘のアイテム)ありますか!?」というのに「これ、はい干し芋(嘘のアイテム)!」と渡していただけのような気がします…。
全体的な小謎(?)を一目見て「これムリぃー」と思って逃げ出したのですが、もう少しきちんと取り組めばよかったですね。(投げ出すならちゃんと読んでから投げ出そう)
謎解きとしても面白い構造でした。
しかし私は問題を見てすぐ「問題文読んでも何言ってんのか全然わかんねー」と思っておりました。
もちろん解けるかたは解いて下さったので、解ける問題です。しかし、ちょっと私は理解するフェーズに入れないほどの拒否反応が出てしまったのです…ごめんなさい。
同じようになってしまっても、きっと役者さまがうまーくヒントをくれるのでどうにかなりますよ。
大謎的なものは皆でじっくり考えられるのです。
~以下すべてイメージです~
「本当に彼に奥さんがいるのか…彼のLINEを他の端末から見よう」
「いや、それは今年の1月以来皆が気にしているから難しい」
「ではピアスを彼のカバンに入れるのはどうかな」
「あ、それいいね。それで喧嘩してくれれば…」
「でも、『こ、これは忘年会で隣の後輩が忘れていったもので』と言い訳されたらどうする」
「そうだな…じゃあ違う方法を…」
という感じで進みます。
非常に発展的です。
~以上すべてイメージです~
「爆弾解体の結果により変わるエンディングをお楽しみ下さい。」ということなので、爆破したときのエンディングもあったのでしょう。
ちなみに私たちは結構時間を残して爆弾は解体できたのですが、解体後も私と同行者が必要のない白熱したじゃんけんをするという場面もあるくらいのマルチエンディングでした。
実に深かった…
こちらの贅沢な公演は1月いっぱいまでやっているようなのでご興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか。