謎解きと演劇のコラボレーション、ということで、発表になってからずっとワクワクしておりました。
私は演劇はほとんど見ないので、全くの素人です。
なので観劇時のマナーに関して私が参加する前に携帯切らないとか、メモしているとか、謎解きを続行しているとかあったようなので少しハラハラしておりました。
わたし、だ、大丈夫かな…。
実際お芝居を見てみて、確かにメモしたくなる気持ちは分からなくもなかったではは。
特にはじめの方は。
しかし最後の方はメモとるとか考えられませんでした。
無彩色の隔壁
ホール型
探索 ☆☆☆
謎 ☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆☆
参加形態 ツイッターで集いし3人
脱出失敗
駒場小空間を中心に活動する演劇サークル・劇工舎プリズムのOBOGを中心とする劇団「エスケープシアター」と、東京大学の謎解き制作団体「AnotherVision」のコラボでお送りする、今までにない体験型エンターテイメント『謎解き演劇』第一弾。
ーーそのシナリオは,君の力で完結する。
これは、なんで気づけなかったのかな、としか言えないな。
ハハハ。
何がすごいって、演劇も謎もですけれども、その劇場の造作すべてを彼らたちの手で行ったということ。
「絶対この壁面何かに使うって!」と言っていたけど壁とか全然使わなかったところも好感度高いです。
使ってよ(笑)
この公演はネタバレ解禁になっておりますので、ネタバレに触れる表現がかなりあります。私にしてはかなり珍しいです。
真面目に書いてますし。
もしネタバレが嫌な場合は読まないことをお勧めします。
まず物語が始まる前に支配人が出てきます。
支配人の後ろは幕。
幕がスクリーンになっていてそこにセリフに合わせて平成明朝体W9みたいなフォントでセリフが出てきます。
これね、カッコよかった。
この演出、リアルで出来るんだなぁと感心しました。ドラマみたいね。すごくよかったです。
そして支配人から「第四幕まであり、そこで一家に惨劇が起こるためそれを防いでほしい」と言われます。
惨劇
(色々考える)
さて、構成は
第一幕→休憩(8分)→
第二幕→休憩(8分)→
第三幕→休憩(20分)→
第四幕(惨劇)
でした。
休憩時間に謎解きをします。
台本は全て置いてきたため記憶のみです。間違えていたらごめんなさい。
第一幕
1人の女性が妹、母、父とたわいもなく食卓を囲み、その中でその女性が色盲であることと、イヌが来ないことが話題になります。
あと父役が若すぎて困惑。
お父さんとお母さんが若すぎて、これはむしろ全員が家族ごっこをしていて、みんなが記憶を操作されていて、とんでもない展開になるのではないか、と第1幕で思っていました。第3幕の終では、これは私たちが役を奪って私たちが演技をするんだと言い張ってました。
— なぞこ (@nazoko_dayo) 2016年12月17日
妄想が過ぎました。#無彩色の隔壁
休憩
劇を見れば答えられる謎を解きます。
台本も配られるため見逃しても大丈夫です。
けど、8分は少し短かったかな。移動している人のためのマージンの時間なんだと思うけど、謎が解けてないと謎が気になる気持ちも分かりました。
私は8分じゃ解けなかったです。
あなたは観劇時、女性だけ椅子や食器が違うと違和感を感じましたね?(私は感じませんでした)
第二幕
ペット飼ったことある?や色盲はハンディキャップか否かの話などをしています。
お父さんが日記を書き、それを「家族の誕生日」でひらく3桁錠のついた金庫に入れます。
休憩
謎解きは第一幕終了後で解いても、第二幕終了後で解いても問題なく推理で進められるような伏線を貼っているのが素晴らしかったです。
ただ、おそらく第二幕で第三幕で明かされる真実を知った人のための品(写真)が金庫から出てきて「これ使ってない!」と言った人は会場で15人位はいたと思います。
ちなみにここら辺で舞台裏に入ったり、スタッフに小道具を要求したり「劇と関わっている感」出てきます。
あなたは観劇時、家族でペット飼ったことある...?と言う会話をしていたことに違和感を感じましたね?(私は感じませんでした)
どちらかと言うと色盲がハンディキャップじゃないかと聞く父すごいなぁと思ってたけど。
第三幕
ついに女性が家族ではないことが明らかに。
彼女がお父さんを「和都さん...」と呼んだことにより「これはまさか不倫ドロドロ的なやつでふたりが共謀し、一家離散の惨劇がはじまるのか」とそこにいた25人位は思ったと思います。
実際は灰に溢れる外界にいた彼女を家族が助けてあげたが、救援物資を運ぶイヌが来ずに食料と薬がやばいという話。
娘は吐血するわ薬はないわ食べ物ないわ電気ないわ、これはもう、食いぶち減らすために彼女殺すしかないわね。
休憩
さて、どのようにしてゲス不倫…ではなく女性を救い皆幸せになるのか。
イヌはなぜ来ないのか。
私はひたすら「スタッフから第四幕の台本を貰って台本書き換えるんだだだ」と唱えていましたが、違いました。
過去の記録を見れば解決方法は明らかで、玄関のライトがついてないからイヌが来ないのであり、それをつければ良いのです。ということで、「自信ないから行ってきて!」と同行者に行ってきてもらい第四幕の台本が手に入りました。(他力本願)
本当に台本手に入った!!
あー良かった良かった。
私はここで満足したのかもしれません。
さて、これで終わりか?
違うでしょ、と数分。
これ、照明のスタッフが私たちの仕業だとわからないといけないから名前に私たちを書いて支配人に見せるんだ!スタッフです通して通して!
違う。
で時間切れ。
そしてなぞこは思いついた。
これは!
役者は台本を知らないはずだから、私たち、ちょうど4人だから劇を私たちでやるんじゃないか!
なにそれ、成功したら、はずかしぃー!
大丈夫、違いました。
危なく劇ジャックするところでした。
現実と劇がごちゃごちゃになると少し訳分からなくなることがあって、これはとてもいい感じで訳分からなくなったなぁと。
だってこんな短期間で演者、新しい台本のセリフ覚えられる?(そこじゃない)
あなたの行動でリアルタイムに劇の内容が変わって行くとか言われれば余計な思考は発生しなかったのかもですが、そうなると難易度下がる気もするし難しいところですね。誰か劇ジャックしようとした人いないのかな。
台本もらう時何か言われたのかな…(情報共有不足)
正解は最初と最後から2ページ目を見れば書いてあったんですよね。
配役で居ないはずのイヌの行動とセリフがそこにありました。
序盤から「イヌは人間だ」「一人二役はできない!」と言い続けていたのにどうしたんでしょう。
答え言ってんじゃん。
だいぶ多くの方が成功し「どんだけ舞台裏に人いるんだよwww」と出てきました。
あのマジック感と言ったら。
試みとしてはとてもいいし、素晴らしいし、実際に演技を見ながら謎解きというのは面白かったです。
少し残念だったのは最後にあまりゾロゾロ裏口付近に並ぶのが仕方ないのですがどうにかならないものかと...
ちなみに「出演者です」と張り切った声も聞こえてきたりしたので、下手したらカンニングもできちゃいそうでした。
しかし、何かあるとすればそれだけ。
しかも「文句や批判を言うなら改善案もだせ」と前の会社で口うるさく言われていたことを考えると、私はただ文句を言うだけなのでこれは本当はやってはいけない行為です。
ごめんなさい。
ここまで手間暇かかりまくりの「利益度外視」のものを作り上げられるのは学生ならではでしょう。
どちらもうまく組み合わさってとても楽しかったです。
本当にお疲れ様でした。
としか言いようがなく、本当にお疲れ様でした。
これを作り上げることが出来ること、それが今後の人生に素晴らしいものになると思います。
(お前は誰だ)
本日の謎解き情報
どうやらauの六本木でやっている「サンタクロースと6つのプレゼント」はキャンセル待ちでだいぶ体験できるようです。
お近くの方は...行ったら…いいんじゃないのかなっ!( ・ᴗ・̥̥̥ )
2月に行われるConnectの情報が出ました
【Connect 公演情報①】
— Connect (@vi_Connect_key) 2016年12月23日
Re:Collect~追憶~
孤児院で暮らす、一人の少年。
記憶の引き出しに眠る、
彼が失くした思い出と───"真実"を導き出せ。
制作:vivi#追憶リコレクト#こねくとくねこ pic.twitter.com/DfGXzpsg7r
【Connect 公演情報②】
— Connect (@vi_Connect_key) 2016年12月23日
Convert~終焉~
最終兵器は起動した。
終わりゆく世界は、あなたの手に託される。
終焉の運命を、そして絶望の未来を
"変えろ。"
制作:key-lock-row#終焉コンバート#こねくとくねこ pic.twitter.com/thGpNfQtKt
楽しそうだ...