ぱぱぱぱっかそんの各チームの私の立場から見た感想を私が取材した公演順に書いていきます。
※運営チェック済みなので問題点等ありましたら運営までよろしくお願いします
私の立場は「取材班」。
そう、取材を通して「どんなことを考えているのかな~」と推測し、取材を通して「どんな謎を作っているのかな~」と盗撮し、取材を通して「なんだよこれ超面白いじゃんプレイしたかったよ」と悔しがる立場です。
なのですべての事象で「当事者」ではないことを先にお伝えしておきます。
なのですべてわかっているような全く分かっていないような、そんな立場です。
ぱぱぱぱぐりーんのメンバーはこちら。
「あふれる若さの雫『ぱぱぱぱぐりーん』!」
とか言いたくなりました。
はい。なんかごめんなさい。
そういうの好きなんです。わたし。
このチームはぱぱぱぱっかそんで一番劇的ビフォーアアフターでびっくりしたチームです。
というか、なぜだろう、準備段階で話を聞いていても全く全容が掴めなくて、
「つまりはコインを探す探索ゲーなんだな?」
と安易に考えていたのです。
ジャンケンでカフェを取れずホテルになってしまったこともそう思わせるに足る要因でした。
現場でのブレストでは「大謎ガチャ引くか…」「ノーマル大謎しか出てこないとキレそー」など言っている傍らで、壁のタイルを見て「50音表にしよう!」と言いだしたかと思ったら「新しい言語を作ろう」「造幣局が近くにある」など話があっちゃこっちゃ。
次に覗きに来たらいつの間にか机には『色が変わるキューブ』が。それを囲んで何やら「コインを探す」「シャワールームにとじ込める」など話していました。はい、私が聞いていたのはこれくらいです。
全てが公演の時に「これのことだったのかぁー!」になるのですが…
もうきちんと骨は固まっていたのですね。
私が読み取れなかっただけで。
うん、頭の回転の速さの違いかな...
ぐりーんは仲がとにかくよかった(ように見えました)。
「もっと楽しく」「もっと」「自分も楽しく」が伝わるチームでした。
男子校のようなノリで一番狭い作業部屋に布団を敷き詰めてでゴロゴロしながら議論していました。ゴロゴロしながら。
メンバーみんなで仲良く買出しに行ったのはこのチームだけだったと思います。(オレンジはわからない)
そして結構長いこと帰ってこなかったのです。
色々あってひとり残されたぱしりがひとり寂しそうにしていました。そのうち寝ていました。(あっ、たまたまぱしりがいなかっただけなの。仲間はずれじゃないの。)
さてぐりーん。「もっと」「もっと」「楽しい」「楽しい」を追求したのか、謎を作りすぎたように見えていました。
(実際プレイしていないのですが、たぶん紙量は一番だったかと…)(500くらいありました?)
22時くらいにみなが口々に「無限の作業」「文字数を削ろう」「嫌だ」「寝れなさそう」「お絵かきしよう!」と盛り上がっていたところでの、しーばさんの「8人×3チームが辛かったので6人×4にしたい」と方向転換の提案。
「こうすると色々楽です」
プレイヤーの全体の体験時間のバランスなどを見ての判断だったようです。
チームメンバーも意見を言いつつ、考え、納得してたように見えます。
この時間にこの考えの転換ができるところがすごい。
だって、色ひとつ増えるんだからさ、色々準備しなきゃですよ?
しかも作業場は三線が鳴り響いているし、「イヌナメゾウヒネリ(ブルーチームの謎の生物の名前)」が決定した瞬間でわーわー言っているし、カオスですよ。(というか周りうるさくてぐりーんのまじめな会話全然聞こえん。)
そしてパシリに伝えられた指令
「今まじで寝ててください」
しーば「2、3時に一気にものが形になって行ってどんどん直角で進捗が生まれてくるから」
なぞこはそこで制作現場を後にします…直角の進捗は明日見るね…みんな、頑張って…!
翌朝6時頃
なぞこ「!???」
作業場についた私の目に飛び込んできたのは紙の嵐。
机にバーっ、床にもバーっ!!
いつ印刷したん…
実際何時に直角で進捗が生まれたのかはわかりませんが、間違いなく昨晩、このチームには何かが生まれていました。
そうして「もっと」を追求した結果、
開始30分前に「COLORWARS」は爆誕しました。
公演現場に入ってからの作業のつめもものすごかったです。「ねぇ、いまそれ作ってる?いま?」「間に合うの?今から印刷??」と思っていました。間に合った...そしてたぶんプレイヤーはそんなことに気づくこともなくプレイしていたのではないかと思います。
これぞ制作者の化学反応と呼べる物でした。みんなすごかった。本当にみんながすごかった。みんなが全力だった。
てかクッソ楽しそうでうらやましかった!!!
実際私はデバッグ含めてプレイしていないので全体の流れは本当にまったくわかりません。悔しいです!
まず、荷物はベッドの上というのも良かった。考えられていた。
ここからは見た感じのCOLORWARS流れです。
この部屋の扉から外に出るゲームをしましょう。
参加者は「青」「赤」「紫」「黄色」に分かれます。
出るための方法は扉の脇に書いてあり、20枚のメダルが必要。制限時間は20分。
参加者はメダルを探索
このキューブの色に従い(この「いろんな色に光るキューブ」はもともとあった備品なんですって:私その時は見てなかったけど今VTR確認したら確かに元々あった)
シャワールームに閉じ込められ、そこで謎を解いてその行動をすればのでシャワールームを出ることができます。
そして違うチームが閉じ込められます。
シャワールームでイラストが描いてある謎をとにかく解くプレイヤーをみて
ルーベン.「我々の事をよくわかっている」
わちこ「よく解けるな…あの絵なんでわかるの?」
clear「素晴らしい」
おい。
そして中盤、そして部屋の中は24人超ごちゃごちゃ!窓ガラス曇りまくり。あついあつい。
このフェーズになるとスタッフ、大体にこにこしています。
楽しいのかな!嬉しいのかな!
プレイヤーを見る目の暖かさたるや。
ニコニコのスタッフ、ああでもこうでも言っているプレイヤーを見て心底なぞこはうらやましいと思いました。
作れるって素晴らしいなぁ!プレイ出来ていいなぁ!
そして終盤になると「制作者たちも楽しんでんじゃないわよ」というまるでコントが起こり、部外者の私大爆笑。プレイヤーも必死ながらも笑っていました。
最終的には
「うわああああああーー」
となり終わります。
リアルに 「うわああああああーー」。 「うわああああああーー」と言います。
あのね、
全体の流れが本当に素晴らしかったのです。
起承転結!私ずっと笑ってましたよ。
これは熱量半端ない!
終了後、プレイヤーからも「これはすごい」「よく作った」「おみごと」「おもしろい」拍手の嵐でした。
探索も謎解きもあるし、というか、謎も作り好きだし、謎も緩いのからなんか難しいのから緩急すごいし。
そもそも場所ドラフトでしーばさんは負けて2階のホテルになったのに最終的には「場所が最高だった」というのだから劇的です。
終わった後、ぱぱぱぱぐりーんを囲んでのファンミーティング(?)みたいなものが催されていたのですが本当にみんなとってもいい笑顔で制作秘話を話しているのが見ているこっちまでニコニコしちゃいました。
最高でしたよ!
でもね、プレイヤーがいないところでは
「疲労!」