地方のアジトとは何を求められているのかなぁ、なんて1度なくなって不死鳥のように現れた仙台アジトを見ながら思っています。
「仙台アジトが復活したら毎日SCRAPの方向にお祈りをします」と公約してからはやくも約1年…毎日お祈りしております(していない)
復活のきっかけになった進撃の巨人のアジト「巨人に包囲された古城からの脱出」も終わりを迎えるとのこと。
私の勝手にアジトランキングでもかなり上位にあるこの本公演&リピーター公演、まだ体験していない人はぜひ!
リピーター公演余っているけれども本当に面白いからね?
なんなら本公演より面白かったよ??
行かないと後悔するよ??
ま、それはおいておいて。
例えば仙台アジトで福岡の「あるラジオ放送局からの脱出」のように仙台だけの「ここだけの」公演をやってもらえればもちろんとても嬉しいです。
でもたぶん頻繁に遠征をする謎解き好きという層は「謎解き界隈」と呼ばれる世界全体で考えるとそう多い数ではないはずです。
私の単なる感覚なので何とも言えないのですけれども。
ツイッターという世界線は毎週誰かがどこかで遠征をしているので、「謎解き好きとはそういうものなのか」と思ってしまうかもしれません。
しかし私の地元の謎解き行くチームでは、年にそうですね、6回以上遠征しているのなんて私と福島の人だけだし、なんなら3回でも多い方だとみなされてしまうのではないかなと思います。
家庭の事情で絶対に遠征なんて行けない人もいるし、「謎解きが好き」でもそんなそんな簡単に東京だの、大阪だの言っていられる人は一握りなのだと思います。
また、関東に住んでいる人は人口が多い&エンターテインメントにあふれているので「エンタメを体験しにどこか遠くへ行く」ことの価値も知っている人も多いので、その割合も多いのかと思います。
ということで、何かというと、東名阪以外の地方は独自コンテンツを持つべきなのか、という疑問に対する私なりの結論です。
アジトが「地域の謎解き好きの掘り起こし」をして、その裾野を広げ未来の「遠征勢」を作ることを前提としているのであれば、正直仙台には「独自コンテンツ」はいらないかなと。
東名阪にはあった方が良いと思います。
なぜそう思うのか。
まずは、
地方の独自コンテンツは誇りであり自慢だけれども「1回やったらもう基本二度と参加できない」性質である謎解きにおいて、そもそもの人口を考えても常時満員になるだけの顧客を見込めない地方にそれを置くのはリスキーでもあると思います。
そして謎解き初心者かつ「アジト(ルーム型)」だとありがちなのが10人集めなきゃいけないのではないかという気持ちです。
私たちも初めてのアジトに行ったとき、「他の人と一緒にプレイする」という視点は全くなく、それで10人目にこの謎解きに対して全くやる気のなかった私が滑り込んだくらいなので、「10人も集められないよ…行くのやめようか…」となってしまう可能性もあります。
勿体ない。
そのため、1~2か月の短期間で公演が変わり、まだ「悔しい」という気持ちのある時に次の公演の約束ができると、芋づる式に沼にはめることができるような気がします。
ということで、東京でしかやらなかったものを仙台でやるのはとても良い。
今周りの遠征しない人たちがうらやましいですもんね、毎月毎月謎解きしていて。
いや、別に遠征して参加したことは後悔してないし、いいんだけれどもね。
続きまして。
例えばテレビでAnotherVisionを見て、「謎解きしてみたい」と言った時に気軽にできる場所とコンテンツがあることも大切だなと。
盛岡でスタッフやっていた方や、仙台スタッフのツイート見てモンハン脱出に小さな子供が多かったというのが何よりのよりどころなのではないかと思います。
子供が楽しめる公演を、実際に子供とやることのできる環境があるのは素晴らしい。
前にアジトがなくなった時に、私は地方のエンタメは若者が圧倒的にいないため子ども中心であり、イオンであり、郊外だから、郊外に作ったらいいのではないか、とつぶやきました。
しかし、私は実は仙台アジトは街中にあってほしかったのです。
私、運転できないし!
ということで、街中にありかつ子供と楽しめるコンテンツがあるというのはとても良いなと思っております。
まあ、オリジナルコンテンツ、あったらあったですごくうれしいですけれどもね。
ということで無駄に色々考えてみましたでした。
仙台案外来たことない方という方多いから来てみたらそれはそれで楽しいと思いますけどね。