ももいろクローバーZの有安杏果が卒業するとのこと。ショックかと言えばそうでもなくて。
私の推しは杏果ではないのですが、だからショックでなかったわけではなくて。
アイドルって大変な仕事だと思うのですよ。誰か知らない人を支えていくって、知らない人からあなたが生き甲斐だって言われるのって正直私には信じられません。私は自分と自分の大切な人を支えるだけでいっぱいいっぱいです。
これだけ多くの人に求められていることを知っていて、それでも辞めるという決断を下せた彼女は凄いと思うし、なんだろう、人気だから、必要だからとつなぎとめておくような所属事務所ではないことも素晴らしいと思うし、とにかくもっとショックかと思ったらそうでもない自分にも驚きだし、なんだか複雑だけど誇らしい気持ちです。
私は昨年杏果のソロコンサートにも行っていて、その時「やっと宮城に来られた」という言葉が嬉しかったし、ライブを実現してくれた有安杏果さんには感謝しかありません。
ありがとう。
さて、今日はももクロつながりで以前思ったことを書いてみようかなと。
11月の事ですが、仙台でももクロのライブに行っていました。ブログにも書いていますので知っているよって人は知っている話。
その際、あたりまえなんだけど不思議に思ったことがあって。
現場に誰一人知っている人がいなかったのです。
私は謎解きのコミュニティでは知り合いがそこそこいると思っております。しかし基本的に人付き合いとか人と何かをすることがあまり得意ではないのです。
謎解きのコミュニティで知っている人がいるのって謎解きが「基本誰かとやらねばならないもの」だからであるのだなと改めて実感しました。
ももクロはね、ツイッターアカウントも持っていないし、以前リアルアカウントでモノノフさんそこそこフォローしていたけれども一回も自分から絡みに行ったことはないし、現場で会うこともありませんでした。というか会いたいと思った事すらないかもしれません。
周りで団体行動している方や、「わー假屋崎さん(仮名)!」などとエンダアアアしているのを(この人たちはどんな知り合いなのだろう)とぼーっと見ていることが多かったです。
内輪感、なる物を感じていたのかもしれませんね。
ライブはほとんど1人で行くので、つまり数時間人のエンダアアアを見守っているだけの暗い女です。
そんな知り合いが一人もいない状況の中「もしこれが1日しか開かれない謎解き公演だったら」10人に1人は知っている人なのだろうな…と思ったのです。近々だと1/21の謎解無限回廊ですかね。
なぜこんなこと(?)になってしまったのかちょっと考えると、前から何回も言っているのですが謎解きって人のつながりが生まれやすいものであるからだと思います。
約60分間、嫌でも一緒に同じものに取り組まないとならない
一緒に成功体験ができる
一緒に残念がることが出来る
お互いの性格が透けて見える
秘匿性の高い話題を共有できる
そのままの流れで食事等に行きやすい
常に様々な情報やWEBの謎解きにさらされている
WEB謎は解けないと誰かにヒントを貰いたくなる
「4人、6人組」の謎解き公演が日々爆誕している
まあこんななのでリアルで会った会わない別としても嫌でも人とのつながりが生まれ、そして一度リアルで会ったりなんだりしたら急に親密度が上がるのだと思います。
で、ツイッター上でも会話しているうちに「あれ?リアルで会ったの一回きり??というか一緒に謎解きそんなしてなくない?チーム一緒になってなくない?」となる事も多いよねって遠い目しております。
…でも最近東京ミステリーサーカスに行って思うのですが、当然ながら「知らない人」というのもたくさんいるのですよね。「謎解き界隈」なる物を自分の中の世界だけでいろいろ判断するのは良くないなと思っている次第です。胃の中の蛙的な何かを感じました。
ということで謎解きって面白いなとまた思ったのと、ももクロの現場は今のままだれ一人知らない人に紛れるただのモノノフでいてもいいやと思ったお話でした。(突然の雑なまとめ)
ちなみにももクロのライブ、2日後にリアルのモノノフ友人から「ライブきてたよね、見てたよ」とLINE来て「こわっ」と思ったのはここだけの話。(話しかけてくれよ)