語彙力からの脱出

2014年から謎解きに参戦し、現在500公演以上に参加しています。謎解きの楽しさや、魅力をお伝えすべく、リアル脱出ゲームを中心とした謎解きの感想をネタバレなしで、そのおススメやコツを分かり易くお伝えすることを目標に更新中。

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TAMAARI SUPER QUEST Vol.1 謎解無限回廊に参加して思った事

今日書くのはあくまで個人的な考えなので「こんな風に思っている奴もいるのだな」と思っていただければと思います。実情全く何も知らないので偉そうかもしれないので。 

 

個人的には今回の「謎解無限回廊」は「さいたまスーパーアリーナ」という大舞台で謎解きを行う、というイベントとしては新しさもあり、とても楽しかったです。

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しかしもっと重い謎解きたかったな、というのが率直な意見です。

 

団体個々の良さを出し切るには回廊が無限ではなかったのかもしれません。

なんなら「回廊」感は私には感じられませんでした。

 

 

周遊謎解きとターゲット層

周遊謎って超ライトな30分程度の公演から3,4時間程度かかる公演まで色々あります。

 

最近私めっちゃ周遊謎解きをプレイしているのですが、(10月から30個以上行っている)(細かすぎてブログには書けてない)例えばどこかのデパートの販促で無料とか500円で行える周遊が30分で終わったとして、それは納得できるのかなと。しかし1500円だして30分で終わったら「え」と思うかなと。

 

周遊の価格ってなぜか1500円くらいが相場で、個人的にはモノによってはもっと高くてもいいのにとは思うのですが、1500円だと大謎で詰まらせて大体2時間くらいの周遊を期待します。

 

価格と時間と中身が比例するとも思わないのですが、そこで見てしまう人もいるのが現実。そうなると今回は4500円なので6時間くらいの内容を期待していることになりますね(つらい)

 

今回の無限回廊は3団体が良いもの作ろうとしているのをひしひしを感じていたのですが、結果としてターゲット層があいまいだったため各団体のいい部分をちょっと削ってしまったのかな、という感じがありました。

たぶん、3団体それぞれが想定時間2時間の物を作ることは可能だったと思うのです。でもそうしなかった、できなかった。

 

でもだからと言って私はそれを望んでいるかと言えばそうではなく、(そんなのつらい)そして3つの団体で一つの公演を作ってほしいわけでもないのです。

 

 

これが欲しかった

もう少し各階層を回ってきた意味合いとか、「回廊」感がラストに欲しかったなと。

 

それは謎解き好きな人向けのエクストラでも全然良かったのですが。

回廊の「背骨」的なものですかね。それが私には見つけられなかったです。

 

 

それはターゲット層の設定が明確ではなかったから起きた現象なのかもしれないなと思っています。

 

ツイッターを見ても、いわゆる「クラスタ」でもクリア時間が2時間程度の人から6時間程度までいらっしゃいますし、ということは初心者の方はどうだったのだ…という感じです。

 

解けるクラスタは「ライト」だといい、謎解き始めた人は「難しかった…」といい、私みたいな金魚のふんは「ちょうどいい」という。

 

難易度は謎解きというものが抱える問題でもあると思うのですが、ヒントカウンターやヒント冊子があれだけ充実していたら、もっと難しくても良かったんじゃないのかなと個人的には思っております。それがエクストラでもいいのです(2回目)

 

しかし初心者の方はたぶんあの場にリアルに閉じ込められている事、に結構なストレスがあったのかもしれません。となると、途中入退場とかできたほうが良いのかもしれないとも思ったりしました。

 

 

 

あとは「私、なんだっけ…」という点ですね。

 

とりあえずいま私は回廊で謎解き無双しているのですが、なんで謎解いて上目指してんの…っていうのが分からなかったです。

「私たちの設定の背骨」もなかったかなと。

 

それは例えば私は「干し芋マスターを目指すトレジャーハンター」とか、比較的簡単に作れる設定だと思うので次回に期待します。というか個々の謎解き公演には当たり前にある物だと思うので、なぜ今回それがなかったなかなと少し疑問でした。

 

 

良かった点

 

さいたまスーパーアリーナの使い方に関しては感動しました。とても良いと思います。

 

当日何かの撤収作業をしていたのですが、撤収している時、これだけの人を入れることのできるイベントを行うことは素晴らしい。他のホールでも可能性を探れる新しい形のイベントの提案だなと思いました。

 

そして行った方は誰しもが思ったでしょう。同時開催されていたナゾトキアドベンチャーさんの「時の神殿と失われし秘宝」にものすごい子供たち(小学生くらい)が並んでいたのに「なんで」と。

 

子どもたちへの認知の広さ、これは本当にすごかった。

その認知のさせ方は明確には分からないのですが、本当に素晴らしいことだと思いました。

 

色々な団体さんの謎に触れることが出来たので、謎解き好きと団体の新しい出会いがあったでのではないかということも良いことだと思いました。

 

遠征民からすると全ての団体さんの全ての公演に行けるわけでもないですからね。初めてその謎に触れるという機会は本当に素晴らしい。

 

 

最後に

個人的には出口付近に「TSQ第2回開催」と大々的に掲示していたのに今回作って下さっていた方々すべてに周知されていなかったっぽいことが悲しかったです。

プレイヤー目線というよりは制作目線になってしまうのですが、イベント作った人たちにそれ伝わってないってなんか悲しいなと思って。

 

でも「TAMAARI SUPER QUEST」ということで第一弾が「謎解き」だっただけで別に謎解きのイベントをずっとやるわけでもないのかなとも思っていますけれども。

 

それこそオリエンテーリングみたいな物理的な早さを目指す全フロア使ってのイベントでもいいのだし、単純に探索ゲーとかでも楽しそう。

 

とりあえず「謎解無限回廊」の印象は強いのですが「TSQって何だったんだ?」と思っているので引き続き期待しております。

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制作者の皆様、参加者の皆様お疲れ様でした!

 

 

あ、あとフォトスポットがたくさんあったのはとてもよかったのですが、撮るスタッフさんがいらっしゃらず、ワタワタしたところがありました。

 

最後に通りがかりのプレイヤーさんにクリア写真撮っていただいこうとしたら、まさに写真撮ろうとした瞬間に、スタッフさんが「撮りますよ!」と言ってくださった結果、その方と5人でクリア写真撮りましたのでいい思い出です(???)