語彙力からの脱出

2014年から謎解きに参戦し、現在500公演以上に参加しています。謎解きの楽しさや、魅力をお伝えすべく、リアル脱出ゲームを中心とした謎解きの感想をネタバレなしで、そのおススメやコツを分かり易くお伝えすることを目標に更新中。

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自分がこんなに一分野に特化したオタクになると思っていなかった話

私は皆さんに謝らなくてはいけないことがあります。

私は名探偵コナンのオタクであると豪語していますが、実はそこまですごいオタクではありません。

 

そうですね、15巻くらいまでは事件の名前を言われればどの単行本に収録されているかを言えましたけれども、もう今は無理です。なんなら安室さんが初めて出た回もあやふやで「安室透セレクション」を見て、そういえばいた…!!と思いだしたくらいです。

 

すごい方いるじゃないですか。「あの月光の…」で「月光ね、あれ、コナン君が白い粉ペロッとしたり、今までで唯一被疑者を自殺させてしまってものすごい後悔しているやつね」とかを94巻分答えられる人。いや。アニメ分も全部かな。

私は全然そんなんじゃないのでそのような人のことを正直尊敬の目で見ています。一つのことを極めるって本当にすごいと思うのです。どんな分野でも。

 

 

ところでこの間初めて「maimai」に触れたのですよ。音ゲーの。

 

私たちはノーマルのちょっと難しいので「難しかった!」「手がひりひりする!」等言っていました。

そしてその後、すごそうなプレイヤーさんのプレイを見て、「なにあれムリ」「左手がゆっくり画面なぞって、右手が高速でタッチするなんて人間じゃない」などつい口から出ました。maimaiのプロは次元が違いすぎる。

 

 

 …という出来事があったのですが、私も謎解きに関していえばそうじゃないのか…とふと我に返ったのです。

 

自分がこんなに何かしら一つに対して「何でも知っているから教えるよ!」という日が来るなんて思わなかったなと。

 

そういえば謎解き関係の友人の結婚式で相手方の参列者さんから「謎解きのコンシェルジュか何かですか?」と友人が聞かれたというのを笑って聞いていましたが、実際に私は「どんなのが好きか言ってくれれば、合った公演教えるよ!」と知り合いに話しをしているので

まさに謎解きコンシェルジュじゃないか…

と思っております。

 

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しかも完ぺきではないですが、全国でなんとなく何が行われているかわかっているので、我ながらなんか気持ち悪いと思います。

 

 

そしてこの間久しぶりに固めないで行ったSCRAPの公演で参加回数の少ない型とプレイして、その感覚がさらに強まりました。

 

ぱっと見て(あ、あの解き方か)と思ったものをその方がずっと悩んでいて、私は説明がうまくないので解き筋をちょっと話しても理解してもらえず、ひーんとなったり、同行者が違う謎を瞬殺して彼らが「なんで!??」となったりしていたそうです(私はその時探索していたのでその場は見ていない)。

 

そうなると我々は彼らに「左手がゆっくり画面なぞって、右手が高速でタッチするなんて人間じゃない」的な「あんなに早く解けるなんて人間じゃない」的に思われているのかもしれません。(私は解けないけど)

 

謎に対しての我々の行動とはもう一種の条件反射に近いのかもしれません。

 

何事も練習を積めば能力は伸びると昔から聞いていましたが、自分でそれを実感する日が来るなんて思いませんでしたし、こんなにも詳しくなる分野が自分にできるなんて思ってもいませんでした。

そしてこんな謎に関するブログを書き続けるとも思っておりませんでした。

 

 

逆にいうとこの界隈に慣れきってしまって、「謎解き界隈ルール」を暗黙のうちに参加者全員に求めがちなのかもしれない…とも思っていました。

 

どこの界隈でも問題になる初心者と玄人の話ではありますが、誰しも初心者だった頃もあるのだと言い聞かせ、できるだけ自分の判断基準だけで判断や意見の押しつけをしないようにしたいものだとは思っております。

 

 

でもね、そればかりはね経験と条件反射が出てしまう。

 

人間だもの。

 

 

 (なんの話)