昨日の上海型のアジトの記事に対する反響が大きかったので、今日は「東京にもある上海型」の記事を書きます。
先月オープンしたばかりの上野にある上海型の施設です。ふらっと二人で行ってきたのですが、こういう形式は人が多い方が良いんだろうな…と思うことが多いですね…。(単に得意じゃないという話か)
タイトル&ストーリー
悪魔島からの脱出
ルーム型
探索 ☆☆☆☆☆
謎 ☆☆☆
満足度 ☆☆☆
参加形態 ふたり
謎ハウス
成功(延長)
あなたたちは毎日ハッピーで、正義感に溢れた海賊だ。
最近、沢山の財宝が納められている伝説の悪魔島から色んなうわさが出てきている。
町の人たちも騒いでいるので、あなたたちは船長と一緒にあの伝説の宝を探しに行こう!
所感
謎ハウスは上野の京成上野駅の裏のマンションの一角にある上海型の謎解き施設です。
いわゆる「上海型」とは
現在中国で展開されている謎解きのスタイルは、少人数で楽しむルーム型の発展したもので、ファンの間では“上海型”と呼ばれている。“上海型”の大きな特徴は、設備の徹底的な作り込みだ。謎解きのシチュエーションにあわせたデコラティブな内装や仕掛けが組まれることが多く、つまり、そこまでのリアリティがなければ、中国人は世界観に入り込めないということである。(エキサイトニュースより:記事内容は少し改変しています)
つまり、「紙にある暗号や謎を解く」というよりは、想像力や予想の力を使い、ギミックを突破していく…という物かな、と個人的には思っております。からくり屋敷的な。ストーリーがあることはあるのですが、あまり導線は濃くない感じです。
私は謎解きが初めて、という方は上海型をやってみるのが良いのではないかなと思っていたりしています。それが「謎」かは別として…。純粋に驚きは多いので楽しいかなと思うのですよね。
正直私は携帯ゲームの脱出ゲームもヒントを見ながら進めるタイプの人間で、あまり上海型が得意ではありません。結構どん詰まりしてしまうことが多いです。
しかし、想像力を発揮しギミックが発動する瞬間は「なんで!?」「すごい!」ととても楽しいので結構好きです。
まあ、通常の謎解きも得意ではないのでそれと比べるともしかしたらまだ想像力を働かせて解く方が良いのかもしれない…よくわからない…。
ということで、この手の物は昨日も書きましたが、どん詰まるとなかなか進みません。その時の絶望感は「謎が解けない…」よりも辛いものがあると個人的感覚では思います。
探索は必要ですが、基本物理的なセンサーなどで発動する何かで進めていく公演なので、手元にある物で進まないのであれば思考の転換が必要なのだと思います。ということで詰まったら色々試してみて、それでも無理ならヒントを使うのが良いんじゃないかなと思います。
あと通常の謎解き公演ではなかなか出てこないような鍵が出て来ることもあるので、開け方がよくわからなくて開いていたのに開いていないみたいなそんな状況もありえるとも思います。(あった)
謎の話
今回の部屋は上のようなストーリーがあったのですが、ストーリーがあったがゆえに最初「??」となりました。いや、結構最後まで「??」となっていました。
しかし状況を理解したら仕掛けが面白かったです。
想像力をフルにして「これはこういうことなのでは…」と予測して、当たって、そして仕掛けが動いた時、ちょっと笑いました。
ちょっと今までにないシチュエーションが楽しめるかと…。
後半は結構ひらめきの連続でサクサク楽しかったです。
しかし中盤詰まってしまったのがセンサーのせいだったのか謎が解けていなかったのか少し「?」となりました。
残念な点は中で何分経過したかが全くわからないことです。せめて残り時間が知りたいのでキッチンタイマーでもいいので欲しいです。
と、少し荒削りな点はありましたが、仕掛けとしては面白く、暗号を解き明かす謎解きとはまた違った「脱出ゲーム」の体験ができるので興味のある方は是非。