私はホールのバックヤードツアー的な公演が結構好きです。
普段イベント仕事をしているので、「普段は入れないところに入れるからワクワクする」という定型文は言えません。
思うなら(控え室綺麗)とか(匂わない)とか(明るい)とか(この部屋がここにあるの導線的にすごい)とかそんな事ばかりです。
逆に「この地味なバックヤードをこんな風に物語にできるのか」と驚きがあります。
そんなことを思っているので、大人子供、謎解き素人玄人、ホール素人玄人(?)どんな層も楽しめるのがホールを使った謎解きなんだと思います。
タイトル&ストーリー
怪人からの脱出
たましんRISURUホールバックステージツアー
スタジアム型
探索 ☆☆
謎 ☆☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆
参加形態 ふたり
たましんRISURUホール
成功
怪人に閉じ込められた探偵が知恵を駆使して劇場で最後の戦いをする物語。
その物語が好きでたまらないあなたは劇場までその作品を見に来たのだ。
しかし、そこには本当に怪人が現れて…
「君たちが探偵の諸君か。僕たちの戦いの舞台にようこそ。今宵の主役は君たちだ。この劇場内は全てロックした。もし、私との知恵比べに勝つことができれば、ここから出してやろう。しかし、勝てなければ…」
所感
この公演はなんだか見たことがあったので、どこかで行われていたものの再演なのかなと思っていたのですが、色々な都市で行われているホールを利用したスタジアム型の公演だったようです。(WEBの情報をもとに推測)
2015年に「8/2逗子(神奈川)、9/6中野(東京)、12/6東久留米(東京)、1/17板橋(東京)にて開催します」とのプレスリリースがあったのでこれが最古の公演なのかな?
そこから全国各地で再演されているようですね。
私もこの公演に参加する際に「これは再演なのか…??やったことあるのか???」となったので、「2015年に初演が行われ全国で行われている公演の再演」と謳っていただけると判断しやすかったです。(わがまま)
ちなみに友人に「これ再演でしょ?」と聞かれたので「違うよ!」と答えてしまったのですが、ごめんね、再演だったよ(私信)
前述したとおりにホールのバックステージというのは一般的にはなかなか入ることができないので、参加していた子供たちにとってはよい体験になったのではないかと思います。
とてもきれいなホールでしたね。いいバックステージでした(何様)
謎の話
解いていた時はもう「?????」となっていて「解けたけど解けてない…子供たちこの難易度で大丈夫なのか…なぜだ…」などうわごとをいいながら進んでおりましたが、最終的に解説を聞いたら「おお…なるほど…いわれてみれば綺麗なつくりだ…」となりました。
プレイした日はどうにも混乱していましたが、これが2015年の作品であればなんとなく納得で、今の謎解きで失われてしまった何かが詰まっていたような気がします。
気のせいかもしれませんけれども。
それが逆に新鮮だったのかもしれません。
とりあえず結構難しかったです。
難しい謎解きはそんなに好きではないのですが、やたらと満足度が高かったので、この難易度が楽しかったのか、ホールという場所が楽しかったのか…
よくわからないですが、たぶんどちらもだと思うので、この程度の難易度の謎解き公演いいなあ、ホールを使った謎解き公演いいなあと思いました。
私が謎解きに激烈にはまることになった原因のひとつに宮城県で行われたホールを使ったスタジアム型謎解きがあったので、やはり、どこかなかなか行けないところでやれてしまうような謎解きはいいものだと思いました。
謎解きで感じられる架空の「非日常」が場所の効果で確実に「非日常」になりますもんね。場所の力は私たちが思っている以上にすごいのだと思いました。
あとやはり今の謎解きってすごく丁寧になっているのだなと。それもいいのですが、というかそうならざるを得ないのですが、でも放り投げられる感じも好きです(ドM)