サトラレは2001年に映画化、2002年にはドラマ化されているので、一度は聞いたことがある作品でした。
「サトラレ」とは、あらゆる思考が思念波となって周囲に伝播してしまう症状を示す架空の病名またはその患者をさす、という事とこまごまとした設定が謎解き向きだなと思いました。
そして実際にそれがうまく使われていました。
タイトル&ストーリー
ホール型
探索 ☆☆
謎 ☆☆☆☆
満足度 ☆☆☆
参加形態 ふたり+ふたり+ふたり
日暮里サニーホール
成功
サトラレ・・・口に出さずとも自分の考えが周囲の人に「悟られ」てしまう不思議な能力の持ち主のこと。
そして、例外なく天才である。
彼らを守るために組織されたのが、サトラレ対策委員会である。
しかし、今「サトラレ」がハイジャックを企てている事が判明した。
はたして、サトラレの計画をサトラレとサトラレずに阻止する事が出来るだろうか?
飛行機離陸まであと1時間。
所感
参加した謎解き公演ににサトラレがいたら公演は成り立たないなあ、でも天才なら謎解きとか好きだろうなあ、なんて言って帰ってもらうのかなあ…と設定を読んでいて思っていました(何の話)
なんと原作者様がチェッカーでいらっしゃって、「普通に働いている!!」と驚きました。
なんだろう、スタッフ側で全体の様子を見ているとかじゃないんですね。ちょっと驚きました。
原作者が回答をチェックしてくださるので、チェックポイントに行くたびに妙に緊張してしまっておりました。
そして原作者がいるのにこのオープニングとエンディングで大丈夫なのか…という一抹の不安がよぎるほどの斬新な(?)内容でした。
サトラレって自分の思っていること周りにばらまくわけじゃないですか。きっと辛い人生だろうなと思うのですが、ハイジャックを企てたサトラレはきっとサトラレでよかったんだろうなと思いました(何の話)
謎の話
ProjectLockの公演に参加するのは初めてでしたが、「物量」のある団体だと知りました。
物量というか…小謎に骨がありました。
解ける人は「楽しい」と言い、苦手な人は「大変」という感じの小謎でした。私は「大変」と思っていました。
ということで私は原作者の待つチェックポイントにタッチ&ゴーをしていたのです。
適材適所ですよね、時限性の公演で無理してもいいことありませんから。(言い聞かせ)
謎は全体的に上手に創られていたので、「サトラレ」の世界観をうまく生かしていて、解き甲斐のある公演でした。
しかし、オープニングとエンディングはあれでよかったのでしょうか(二回目)