宝探し万博の夜にメインステージからはじまり、かなりの広範囲で行なわれた周遊謎解きです。
1日目に様々なトラブルがあったようですが、2日目には問題なく参加出来るレベルに謎や動線が修正されていました。
その対応はとても素晴らしいと思います。
紙質がいくつか違うものがあったので、これらを直したのだろうなと思っておりますが、監修が必要なものを土曜の夜から直し始めて翌日の夕方に間に合わせたのは本当にすごいと思います。
しかし満足に参加できる状態で参加しても、それでも「なぜこの時間にこの範囲でこの謎にした」と思う内容でした。
タイトル&ストーリー
あかねさす少女
-暗号世界からの帰還-
探索 ☆☆
謎 ☆☆
満足度 ☆☆☆
参加形態 5人
宝探し万博メイン会場とその周辺エリア
価格 3500円
成功
2018年、10月。ある地方都市に住む少女たちが、とある儀式を行っていた。
彼女たちは「鉱石ラヂオ研究会」。明るさが取り柄の女の子、土宮明日架が同じ高校に通う友人たちと立ち上げたサークルだ。
その儀式は都市伝説めいたものでしかなかった。…しかし、いくつもの条件が偶然重なり、遊びは遊びでは済まない事態となる――。
所感
タカラッシュブラックレーベルは謎の内容やストーリー等でとても評判の良い団体です。
なので彼らが仕掛ける「夜の周遊」というところに期待感が高かったです。
しかし、私の感想になりますが、ストーリー上全く夜である必要はありませんでした。
むしろ具体的に夕方頃の時間というストーリー設定があるのに夜にやる意味が分からなかったです。まあ、ステージが使えなかったのでしょうが…。
加えて私が参加した時間制限ありの周遊史上最大範囲の移動距離だったように思います。謎を考える時間<移動時間だったとすら感じるほどに。
移動距離によって謎を十分に考えられないとか、妙な焦りがあり、せめて最終報告所は謎を解いていたスペースの近くにあるべきだったのでは…と思います。
謎の話
なぜこの時間に
夜にやるからには何かの特別感が欲しいものです。
一つあったとすればお台場の夜景でしょうか。とても綺麗だったです。めっちゃ小走りしていたけれども。
それ以外の「夜」である意味が見当たりませんでした。
ライトの持ち込みが推奨されてはいましたが、夜の遊園地系と比べるとそこまでライトを持ち込んでいる人もいなかった印象でした。おそらくここまで歩かされるとは思っていなかったからではないかとも思います。まあ、それは本人の責任なのですが。
しかし遊園地などより暗い(まあただの道とか広場だからね)という条件で行動範囲もわかるようなわからないような感じで、ただただ暗い中をやたらと配られるストーリーを追って謎を解かなくてはいけないというストレスの高い公演でした。
なぜこの範囲で
とにかくメインステージから主に謎を解く場所が遠かった…。そして最終提出所も遠かった…。
会場付近にすると混雑等色々問題があったのかもしれないのですが、あそこまで遠くにするとさすがにもはや謎を解かせたいのか散歩をさせたいのかわからないです。
ただ、同じ範囲で2日目には混雑がないようにリカバーしていたのは素晴らしいと思いました。あと案内も的確で迷子になることもありませんでした。
なぜこの謎にした
謎は2日目にたぶんそこそこ減らしたのかなという印象なのですが、なにせ移動があるので基本的に早く解ける人しかクリアできなかったと思います。
ラストの謎に悩んで時間切れとかそういうものではなく、全体的なペースの問題で最後まで行けないで終わるということもあり得そうなので何とも寂しいものです。
あと、夜の海辺でやるにはキットが小さいし薄いし多いです。
これ落としたら即死では…というものがとても多く落ちていました。1日目は風も強かったし飛ばされた人もいたのではないでしょうか。
スタッフに言えばもらえたのかもしれませんが、それでもあれだけ多くの重要品が落ちている謎解き公演見たの初めてかもしれません。
内容はブラックレーベルらしい綺麗な謎ではありました。
しかしこの移動範囲があって制作する方も存分に面白さを詰め込めなかったのかな(2日目だから感じるのかもしれませんが)という感じもするので、なんだか全体的に勿体なかったです。
1日目の公演を受けてすぐに返金対応をしたり、
翌日の謎を修正するのは本当に素晴らしい対応だと思います。個人的にブラックレーベルは大好きなのでまた楽しい公演期待しています!