金田一少年の事件簿R×タカラッシュブラックレーベル×ウエアハウス川崎のコラボ周遊謎解きです。
ウエアハウス川崎はこのブログでは何度も書いておりますが、香港に昔あった「九龍城」を再現しているゲームセンターです。
金田一少年の事件簿Rには「香港九龍財宝殺人事件」という事件があります。それの続編として前作「電脳九龍城財宝殺人事件」があり、その続編として今回の事件です。
そう聞くとややこしいですが、すべて知らなくて今回遊んでも全く問題ありません。なんなら金田一少年の事件簿を知らなくても大丈夫です。知っている方が面白いとは思いますが。
前作も「これが1500円でいいのか」というボリュームでしたが、今回も負けずに謎解きと推理をうまく組み合わせていてとても楽しかったです。
タイトル&ストーリー
電脳九龍城怨念遊戯殺人事件
周遊型
探索 ☆☆
謎 ☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆☆
参加形態 2人
ウエアハウス川崎
1500円
かかった時間2.5時間(公式想定プレイ時間は4.5時間です)
成功
『九龍QUEST』…。
それは十数年前に発表され、一部のゲームマニアを中心にカルト的な人気を誇ったが、その過激な描写が社会問題となり、瞬く間に杯盤となったいわくつきのアーケードゲームである。
現代になってもそのゲームの復活を望む声が多く上がっていたのだが、廃盤となったはずのそのゲームにまつわる不思議な手紙が、屋内テーマパーク「電脳九龍城」にてつい先日発見された。
その手紙には“地獄のゲームマスターシンカワ”と名乗る謎の人物名義で、「この施設のどこかに九龍QUESTが隠されている。
協力して見つけることができれば、だれも見たこと長い幻のエンディングが明らかになるだろう」という文字が書かれていた…。
「電脳九龍城」の新支配人は、話題作りのために『九龍QUEST』の関係者や、全国のファンに声をかけ、1日限定のイベントを開催することに決めた。その裏に大きな陰謀が隠されているとも知らずに…。
死のゲームが今、再び幕を開ける。
所感
プレイしている時は謎ばかり見ているので何も考えていないのですが、終わってからふと、
ものすごく没入感の強いイベントだっだな…楽しかったな…
と思いました。
そもそもウエアハウス川崎が九龍城であるという前提があるので設定的に合致するのは当たり前なのですが、きちんとストーリー的にもウエアハウス川崎(電脳九龍城)で行われるイベント、となっているので、本当に金田一たちが歩いた場所を自分たちも歩いている感じがすごくありました。
謎解きは時に「ここは海です」とか「ここの周りは塀に囲まれています」とかありもしないものを見なくてはならないという想像力を必要としますが、この公演はその必要がなく、原作ものでここまで自分たちのいる場所とリンクさせるのもすごいな…とじわじわ思いました。
何度もウエアハウス川崎に来ていて内装自体には新鮮味がない私でもこのように思っているのですからすごい。
謎の話
全体的にボリュームがあります。文章をかなり読みますし、人によっては長考する必要があるかもしれません。
ということで公式の想定時間は公式ページのプログラム概要には4.5時間と書いてあります。しかし他の箇所には3~4時間とあります。どっちなんだよ。まあどっちでもそのくらいかかるということです。
が、私たちはウエアハウス川崎に何度も来ているのでなんとなく「どこにパネルがあるか」を把握してしまっていることと、同行者が謎を解くのが早いこともあり、2.5時間で終わりました。
ということで私たちのプレイ時間は参考値としてください。
【月〜金】9:00〜23:45
【土日祝】7:00〜23:45
と朝早く、夜遅くまでしているのでできるだけお尻には用事を入れないことをお勧めします。
また、後半は椅子もしくは机がないとだいぶ辛いと思います。たくさん配置してくださっていますが、4階で座っていた友人が暗すぎるのとたばこの煙が辛かったと言っているので個人的には3階もしくは2階がおすすめです。
謎と推理の掛け合わせでとても上手でした。推理部分は情報が分かりやすく表記されているのでおそらく迷走することはなく進められるのではないかと思います。(指示を読まずに迷走しかけましたが)(指示が小さく書いてあることが多いのでそれだけ気を付けて…)
また謎のヒントもあるので、「謎解きが苦手」という推理をしたい方や、「推理ができない」という謎解き好きであっても満足できるつくりだと思いました。
謎解きと推理って似ているようで全然違うのにすごい。
かなり歩きますので、歩きやすい靴と、ウエアハウス川崎は無料のコインロッカーがあるので荷物の多い方は預けて身軽に楽しむと良いかと思います。