ボードゲームに「レガシー」という分類があります。
これは「一度プレイしたら二度とプレイすることができない」というもので、物語が進むにつれてカードを破壊したり、シールを貼ったりしていくボードゲームです。
その分岐はプレイ中や勝敗によって変わってくるのでプレイヤー十人十色の物語ができます。全く同じものはないと言っても過言ではないと思います。
パンデミックは世界を疫病の危機から救う協力系のボードゲームです。
戦略を立てて立てて、なのに運でひっくり返されたり、救えたり…ドラマチックなボードゲームだと個人的には思っています。
協力ゲームということもあるのですが、謎解きに少し似ているかなと思っております。
そんなパンデミックに「レガシー」があります。1と2があります。
私ついこの間レガシー1を終えたのですが、いやー面白かった!
謎解きが好きだから…という訳ではないのですが、「体験」が好きな謎解き好きならたまらないんじゃないかなと思っております。

パンデミック:レガシー シーズン1(赤箱) (Pandemic: Legacy Red) 日本語版 ボードゲーム
- 出版社/メーカー: ホビージャパン(HobbyJAPAN)
- 発売日: 2015/10/08
- メディア: おもちゃ&ホビー
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こちらのボードゲーム、ネタバレ禁止なのですが
この記事をもとに書いていいところでの感想を書いていきます。
商品紹介
「パンデミック・レガシー」はプレイヤー同士が協力して勝利を目指す協力ゲームだ。
このゲームでは、4つの病原体が人類の生存圏を脅かす前に治療薬を発見し、アウトブレイクを防ぐために全プレイヤーは協力しなければならない。
ゲーム世界内での1年間をプレイし、全員が勝利するか、さもなければ全員――人類の敗北となる結末に!
君たちは1年を生き延び、人類を救うことができるだろうか?
ゲーム展開次第で様々な追加要素がシークレットボックスから登場。
そしてキャラクターの能力やゲームボード(世界の様相)、そしてルールまでもが実際に書き換えられ、変転し、自分たちだけの「パンデミック世界での物語」が展開されるのだ!
プレイ人数:2~4人用
対象年齢:13歳以上
プレイ時間:約60分×12回
感想
こちら発売からかなり経っていますが、ボードゲームの良さの一つは突然の販売終了が少ないことなのかもしれません。
日本だと定番ではないおもちゃをロングランで発売するのは正直難しいので、ホビージャパンありがとうって感じですね(?)
「パンデミックレガシー」は謎解きが趣味の人も結構行っているボードゲームで、前々から興味がありました。
12か月一年、(2人からでも可能)4人でウイルスと戦う…ということで開催のハードルが高い。
ちなみに12か月ですが、前半で敗北すると後半があるので最小12回、最大24回です。
ひと月のプレイはルールの把握も含めて1時間超くらいです。敗北すると2時間くらい。ふた月くらい進めて4時間かからないくらいでしょうか。
しかも一か月に一回くらい集まってプレイしないと「あ、このルール忘れていた…」「このトークンなんだっけ?」「このルールでいいんだっけ?」となります。
だいぶなりました。
ルールの把握がたまにあやふやなのでたまに「いいんじゃない??」となりがちで緩くなる「ゆるデミック」などと呼んでいたのですが、9月頃から何がどうなったか手数を1少なく思い込んでプレイしていたので、「きつデミックやってたんじゃん…」となりました。
なんでそうなった。ルールはいちいち見ような。
ルールがわからないたびに説明書を見るのですが「細かいルールは気にすんな!」と素敵な文言があるのでそれをよりどころに生きていました(?)(だから上の悲劇が起きたんだと思うけど)
これはボードゲームというよりは「体験」でした。
というか薄々気が付いていたのですが、私はたぶん「議論」が好きなんですよね。
ああいう手がある、こういう手があるとああでもこうでも言っているのが楽しかったし、最善を尽くしたのに「お前でるんかーい!」と運でなることもあって大爆笑です。
もう死ぬしかないじゃんみたいな。
中盤正直「もうマジ無理」という時があったり、ドラマチックな展開にハラハラし通しでした。
とても楽しかった!
プレイしてない謎解き好きな方がいましたらこれを機に(?)お誘いあわせて是非やってみてはいかかでしょうか?