比較的に作りやすいのかマーダーミステリーが世の中にあふれてきている印象です。
「ミステリーイベント」ってあんまりないのになぜこんなにもマーダーミステリーは制作する人がたくさんいるのだろう…という考えても仕方がないような疑問を抱えながらも、比較的多くの公演に参加していますなぞこです。
最近謎解きよりマーダーミステリーしてるかもしれないです。いや、してます。
個人的な好みが大きく出るところではあるのですがマーダーミステリーではぺよん潤さんのコンテンツが好きです。
タイトル&ストーリー
誰が魔王を殺したか
推理度 ☆☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆☆
シンジュクジンチ
(画像はお借りしました)
久しぶりの嬉しいニュースに王国が湧く。
人々を滅亡の危機へと追い込んだ魔物たちの王『魔王』がついに滅んだと言う。
人々は魔王を倒した勇者の帰還を心待ちにする。
そして、ついにその日がやってきた!
冒険の旅を終えた勇者のパーティーが王国へと到着する。
…3組も。
どのパーティーも自分たちこそが魔王を倒した真の勇者パーティーだと主張する。
果たして本当に魔王を倒したのは誰なのか?!
疑惑と謎に満ちた勇者探しが今、始まる!!
所感
制作者のぺよんさんが「これはマーダーミステリー的なRPG」的なことをおっしゃっていたのですが、ほかのどのシナリオよりも「誰が殺したか」が案外どうでもいい公演です。
いや、あの、褒めてますよ!だって犯人が一身に罪を背負わなくてもいい感じになるんだもん!
マーダーミステリーは大好きなのですが、正直犯人の時にどう振る舞えばいいのかがまだイマイチ分からないんですよね。
他の公演は犯人ともなると金田一少年の事件簿の犯人サイドの物語、「犯人たちの事件簿」のごとくに追い詰められて、挙句開き直る的な心理状態になります。
しかしぺよんさん制作のマーダーミステリーは
(いいぞ。犯人なんて忘れて違う話で盛り上がれ…!!!)
となるシチュエーションが多くて、犯人逃げ切りやすいんじゃないかなー?と思ったり。
犯人特定の満足を求めている人もきちんと犯人につながる導線はあるので情報を整理して推理していけばわかります。
まあ、引いた役によって違いはあるなあ、というのが正直なところですが、それもこのゲームのいいところということで…
また、序盤から「??」となりますし、途中の小物もなるほどこれにこんな使い方があるのか、と楽しかったです。
文章量&推理度
私が(珍しく)犯人を当てられたので推理度的にはめちゃんこ難しいという訳ではありません。
が上述のように各々バラバラと動いている時もあるので「そんな話したっけ??」みたいになる事も多いです。
実際なりましたし、私なんて自分でペラペラ喋っていたのに解説の時に「そんなこと言ったっけ?」と言いました。推理当たってたのに…!
でもその個人がバッラバラなのが非常に人間味溢れていいなと思います。
よくマーダーミステリーにおいて「サブミッションをやりすぎた…」という反省が聞かれますが、人間隠したいことの一つや二つあるのが当然なのだから別にそれで良いのではないかと思います、個人的には。いや、犯人当てたいけど。
ということでわちゃわちゃ楽しみたい人にはもってこいなマーダーミステリーです。
初心者にも良いかと思います。