なぞこは最寄りのコンビニに待ち合わせ時間5分前について今日行動を共にする彼についた旨連絡をし、おにぎりを食べていた。
すると
「30分前からいるよ」と、背後からすっとヨッコンが現れた。
「えっ」
なぞこは申し訳ないなと思ったが、なぜこの界隈の人間は早く来すぎるか、遅刻するかなのだろうかとふと思った。
私たちは刑事である。
どうやらこの辺りに爆弾があると聞いて処理をするべく駆けつけたのだが…。
「指し示す場所はここから徒歩1分なんだけど…」
「あ、ここか」
私達は意味が全くないのに意味ありげにぶら下がる4桁錠を横目に階段を上った。
「この部屋のようだけど...」
そっと中に入るとそこにはトランクに詰まった爆弾が置いてあった。
意味ありげに笑う男からの挑戦状...制限時間内に解除しないと「ドッカーン」らしい。
それは困る。
この後も私達は分刻みに3つ捜査が控えているのだ。
というわけで早速爆弾の解除に取り掛かった。
しかし爆弾魔の仕掛けるトラップに大いに苦戦する私たち。
そう、私達は爆弾解除に全く不向きな不器用な文系人間であった。
カチッ
「うわああ、ヨッコン刑事のせいでこれおかしくなったよ!」
クルッ
「あらぁーちょっとヨッコン刑事!」
ガチャッ
「うわああヨッコン刑事ー!」
なぞこは解除の過程で仕方なく起きた事案も全部相棒のせいにする嫌な女である。
ヨッコン刑事はその度「俺のせいなの?」と言いながら解体を続けた。
違う決して君のせいではない。
実にいい人である。
結果はみえている気がするが果たしてふたりの文系刑事は爆弾を解除する事は出来たのだろうか。
※30%くらいフィクションです。
ということで、突然何かというとリアル爆弾解除ゲーム「THE TRUNK 」の体験をさせていただきました。のでその感想です。
THE TRUNK
探索 ☆☆☆
謎 ☆☆☆☆(謎というか爆弾解除)
満足度 ☆☆☆☆☆
参加形態 刑事と
都内某所
失敗
結局失敗しちゃった!
(๑>•̀๑)テヘペロ
まじ爆弾すごかった…ワクワクした...楽しかった…
こちらはリーチルククさんが個人で制作されているもので、開催日が決まればTwitterアカウントから詳細発表され申し込みができます。
出張公演も行っているとのこと。
概要や感想のまとめです。
これは本当に「こんなの作れるの?」「これをこれに詰め込んだの?」「天才なの?」という言葉しか出てきません。
あと「私達不器用すぎじゃね?」ともしみじみ。
上記の通り、何かある度ずっと同行者のせいにしながら進めましたが、もちろん彼のせいではありません。仕方ないんです色々。心の広い人とプレイできるというのは本当にありがたいことです。
ふたりとも文系なので色々仕組みが全く分からず「どうなってんだよ」と言い続けていました。
つまりある意味魔法です!
これは文系の人には魔法体験だ!(?)
そして理系の人には「このギミックこう使うのかー!」という体験ができるんじゃないかなと思いました。
私も一応昔製造業にいたのでね、聞けばね、あ、それ名前は知ってるって思うんだけどね。聞いた後にしか思わないもんでね。不思議。
解除のために我々はあなり荒ぶった方法を試みていたようです。ええ、本当に壊さなくてよかった。
そして我々、帰り道久しぶりにしみじみと「楽しかったね…」と言いながら帰りました。
謎解きではないのですが体験として本当に「リアル爆弾解除ゲーム」でした。
「これは一家に一台あると楽しいね」
「なんに使うの!?」
「いや、友達できたらやらしとく」
「なるほどね。でも私たちでは復帰できなさそうだよ…」
と刑事に有るまじきことを言いながら、なぞことヨッコン刑事は怪しげなカジノがあるとの情報を聞きつけ新宿にあるその現場に向かうのであった。
(まさかの続く)
※こちらのゲームは出張公演していただけます
本ゲームは公演日の他に プレイ料金+出張費(交通費)+場所代 をお支払していただければ出張致します。 場所の条件は ・周りの迷惑にならない ・机がある ・3人くらいが入れる です。
(リーチルククさんツイッターより)
遠征先のホテルなどでも楽しそうです!ご興味のある方はぜひ。