私お笑い芸人にまったく興味がないのです。
嫌いではないのですが、テレビなど特に進んで見ようともしません。
なので全然知らないのです。
はやっていても私に情報が来るのは3か月くらい遅い感じです。ブルゾンちえみも「なんだよ35億って」と4月くらいまで思っていました。
今の最新はあきら100%くらいしか知りません。
しかし最近お笑いのネタを見る機会がありまして。
いやー面白ですね。野沢雅子さん。あ、えっとアイデンティティ。
ずっと友人に「ほら野沢雅子だよ!」と言われていたのですが、私は「???」と無反応でした。
何言ってるの?と思って。
でも、ネタ見たんですよ。アイデンティティの。
野沢雅子でしたね。
ただの悟空でした。何言っても悟空。もう大笑い。最高でした。あと1時間くらい見ていたかったです。
その他にもいろいろな芸人さんのネタを見ていて思ったのです。
お笑いのネタって
「普通ではありえないことが笑えるんだな」
と。
いやね、そりゃそうです。
でも「普通でありえないけど日常には存在していること」を面白く料理するんだなあと。
これ今までのいろんな古典芸能からの「笑い」を超える物考えるのってお笑い芸人って超天才だなと思っておりました。
そしてふと思ったのです。
それって謎解きも似てるなと。
何見ても謎解きの事しか考えられない病なので許してください。
私がお笑いを見ているのと並行して埼玉ではリアル脱出ゲーム大パーティ「終わらない宴からの脱出」が行われていたのですが、
【ここから終わらない宴からの脱出のネタバレを含みます】
詳細なネタバレ記事は参加された方の物をご覧ください!(涙)
私はお笑い見てたから参加していません!
この公演で多くの人がSCRAPすげえ!となったポイントはおそらく
・遊びだと思っていた冒頭のイベントの伏線を全て謎で回収したこと
・運要素だと思われがちなビンゴカードが1万人分仕込みだったこと
・誰になるかわからない「本日の主役」のための電話番号を366日分買った事
だと思います。
正直参加してないので見た時は「ふーん」と言う感想でしたが、なんか一晩たってじわじわすごさが分かってきました。(遅い)
そう、普通ではありえない事が起こっていたのです。
規模が大きいということをここまで逆手に取ることができるのだなあと思いました。
まさか1万人分のビンゴカードが仕込みだとは思いませんよね。近くの人とできるだけかぶらないように配布するとか、私がスタッフならやってらんないですよ。
「は?」って言いますよ。
そして誰になるかわからない「主役」のために電話番号を366日買うなんて、どうかしてますよ。
「主役仕込んどいたら?」って思っちゃいますよ。
こんな「普通ではない」ことが2つも起こったからそりゃすげえと思いますよね。
お笑い芸人ならドッカンドッカンですよ。
しかし謎解きとお笑いの大きな違いは「一度やったネタは二度とやれない」こと。
作り手としてはこれを超える物はできないんじゃないか。とか思いそうですね。
大丈夫です!人はそれを乗り越えて生きているのです!
そうです!私はこの公演を体験してないのです!
なので制作者の皆さんはこれからも楽しい公演を何卒よろしくお願いいたします。(やっぱり他力本願)