どこからが「ネタバレなのか」は我々謎解き好きの間では永遠の課題となっています。(おおげさ)
というのも「どこからが浮気なのか」以上にひとによる感覚がまちまちな気がして非常に線引きが難しいからです。
最近は「ネタバレ」に関するエチケットがものすごくてツイートなどでも謎解き好きの方のネタバレと感じるものはほとんどありません。しかしUSJのリアル脱出ゲームなどのような謎解き初めての方が多いと「お、おう…」というものもチラホラ見かけます。
しかし仕方がない。その人にとってそれは「ネタバレ」ではないのでしょうから。
公演で具体的にこれはだめ、ということも言われることもあります。「「二段オチ気が付かなかった~」とか「干し芋(嘘の答え)美味しかった~」とかは言わないでください。」と言われることも。非常に分かり易い。
しかし、私は思う。
それは最低限だ。と。
今日語るのはただの私の感覚論です。
もちろんそうじゃねえ!とかそうだとも!とかあると思いますがあくまでなぞこはそうなのね、心が狭いわあと思ってください。
ネタバレに関して書こうと思っていたのは随分前で、2016/11/18に書きかけの下書きがありました。
しかしとはいえ一概に色々言いにくいとか書きにくいとかあって随分寝かしていたのですが、最近決定的に自分の「ネタバレ」の境界線が分かったのです。
それは
「その公演に行って一番楽しいと思ったことをばらされること」
だと。
私もずいぶん多く謎解きの記事を書いているので、自分自身でそれをやっていたのではないかと背筋が寒くなりましたが、もしそのような不快な目に合われていた方は申し訳ないです。
答えが何だろうが解き筋が何だろうが、結局のところ公演でそれをやってみないとわからないので、そこを具体的に書かれていても「成功する教科書を手に入れた」と思うかもしれませんが特にがっかりはしないのかもしれません。
まあ、大謎の解き筋がデデドンと出ていたらさすがにおこですけど。
ネタバレ解禁になっているのでこちら零狐春の「KODOKU」を例にすると
「すごいボタン押した」
と言われたら私はアウトです。
KODOKUにおいてはそこが一番の驚きポイントであり、楽しいポイントだと私は思うからです。
ラス謎もラストの仕掛けももちろん楽しいのですが、入った時に「は!?ボタン!???」と驚くのがあの公演の最高の面白さであると思っています。
でも「謎とは関係ないじゃん」と言われたら確かにそうかもしれないポイントではあり、個々の感覚によるところが大きいのかな…と思うのでした。
楽しみを奪うと言えばライブのセットリストも私はネタバレだと思います。やっぱり、「この曲から来たかー!」というのとか「この曲も来たかー!」という驚きって一度一会なんだと思うの。
このツイートする時も「拡散って言ったから」というのを書かないと不安だったのでした。
スキマスイッチカバーライブTHE PLAYLIST 良かった(●´ω`●)おっさん5人が馬鹿な話を30分くらいしていた気がしますが(MC長い)、演奏はじまるとただの神でした。大橋くんが拡散てというから載せます。
— なぞこ (@nazoko_dayo) 2016年10月12日
これ撮影していて、自分の写真とる迅速さに謎解き病を見た pic.twitter.com/2RWCdVkaRn
謎解きの話に戻りましょう。
私は「トゥルークリア」が非常に厄介だと思っております。二段オチにも近いのですが、二段オチのように失敗と成功が明確に分かれていることではなく、「クリア」したうえでの「最もいいクリア」の事です。
これね、個人的には公演では言ってほしくないです。
もう気持ち的には二段オチなんですもの…。「クリア」の状態ではものすごく悔しい。実際とある公演は「クリア」はしたものの相当暗い表情でした…。だから言わないで、ほしいの…。
対して周遊は私は言ってもいいと思います。
私は言ってもいいと思うのですが、「言うなって!」という人もいるかもしれないし、難しいと思います。でも周遊は最後まで楽しみたいから、取りこぼしがあったら悲しいから言ってもいいんじゃないかなと思っていたりします。
まあ、公式次第…なのかな。
その「トゥルークリア」的なことを一般生活の中で考えると、小説の帯の「大どんでん返し」にすら表記に疑問を感じるのですよね。
まあ、そう書いてある物を基本買うんですけれどもね(矛盾)とはいえ、「どうせどんでん返しなんでしょう奥様」と思いながら読んでいったりするのも…
しかも「最後の1ページの大どんでん返し!」とかなると「うああああ」と思います。
まあ、それ基準にして大体どんでん返し本を買うんですけどね、私は。(矛盾)