謎解き界隈にコラボゲームのブームが起きていて、いやあFGOってすごいなあと思っています。
そこで繰り広げられているレア度の高いキャラクターが出たツイートを見るたびにふと昔の事を思い出します。そうなんですよね、レア度の高いキャラクター出たらツイートして自慢したくなりますよね。それ見たら出るような気がしてまた回しますよね…出ないのよね…でも出そうな気がするのよね…無限。
私はその昔、ソシャゲに万をつぎ込んでいたので自分でも「廃課金だなあ」と思っていました。
詳しくはこちら。
しかし、数万くらいではどうやら廃課金ではないようです。噂によると月数百万つぎ込む人も世の中にはいるようです。富豪ですね。彼らがゲームのスポンサーと言っても過言ではないですね。
さて、謎に熱中する人々の集まりである「謎解き界隈」ですから、きっとソシャゲに打ち込んでいた人も私以外にもたくさんいるのではないかと思っていました。見つけました。「課金したくて就職した」という方にお話を聞く機会がありました。
インタビュアー なぞこ
インタビュイー 山井まや
私と山井さんが初めて会ったのは、プライベート公演「マンガ荘からの脱出」。プライベート公演なのに初対面。初対面の夜に手錠をかけられているのを見て(ロックアップに行った)「嬉しそう…」と思ったのが第一印象。第一印象って間違いないと思うのが現在。
な「よろしくお願いします」
山「よろしくお願いします」
ヒロタケ(同席してハンバーグ食べてる)
何のゲームをしていたの?
山「アイドルマスターシンデレラガールズ(モバマス)です」
な「きっかけは?」
山「2012年の2月によだかのレコードの『三次元からの脱出』に行ったんですよ。その時に一緒に行った人に誘われて」
な「謎解きとモバマスが同じ時期だったのか…」
なんではまったの?
山「当時無職で、暇だったのですけど、自分でプロダクション作ったのですよ」
な「プロダクション…」
オンラインゲームのギルド・クランに相当する機能。
プロダクションを設立することでプロダクションランキングに参加できる。また一部のイベントなどではプロダクションに参加していることで有利にゲームを進めることができるようになる。
「増資」機能でマニーを積み立てることで、LIVEバトルで支援効果を得ることができる施設を増築することができるほか、増資に応じて発展度が上昇し、一定値に到達するとプロダクションのレベルが上がる。発展度を上げることで参加可能なメンバーの最大数を増やすことができ、ファンの総計値でプロダクションランクが変化する。(Wikipediaより。中略しています)
山「そして課金したくて転職しました」
な「ゲームすげえ」
山(おもむろに通帳を見る)
な(通帳…)(えらいな…)
山「初任給の半分突っ込んで…いや、7割突っ込んでますね!」
な(やっぱり私は廃課金じゃなかったんだな)「どうやって生活してたんだ」
プロダクション
山「プロダクションの運営が楽しくて。最初はプロメン(プロダクションのメンバー)は上限30人くらいからスタートしたのですが、皆で頑張ってプロダクションを大きくしていったんですね。プロメン上限が増えたら新しくプロデューサーをスカウトしたりして、最大で私含めて40人になって、みんなで個人としてもプロダクションとしても1つずつ上を目指していくのが楽しかったです。」
な(私はてっきりすごい推しのアイドルがいてそこに突っ込んでいたと思っていたのだけど違うようだ)(深いな…!!!)「それってむしろ会社経営ゲームでは」
な「プロデューサーはどうやってスカウトしてたの?」
山「イベントの個人順位とかを見て回って、一人ひとりその人の所属しているプロダクションの活動状況とかを見て、何となく良さそうな人がいたら声をかける感じですね。」
な「マメ…!」
山「情がわかないように絶対オフ会はしないようにしていました」
な「切ったりできないから?」
山「そうですね…」
な(私のやっていたソシャゲはギルド的なものなかったからそういう課金の仕方というか、そういう楽しみ方があるのって新鮮だ…面白いなあ)
課金の過熱
な「推しのアイドルがいるのかと思った」
山「推しもいましたよ!初めに出て来る3人のうちSRの実装がものすごい遅れた子がいて…可哀想で!」
な(気持ちはわからなくもない)
山「SRが実装された時は絶対複数枚当てないとと思いましたけど結局トレードでもらいました」
な「トレードできるのすごいよねー」
山「あとはフェスと言うプロデューサーが札束で殴り合うイベントがあるんですけど、みんなでがんばろう、というギルドだったのですがとあるフェスで一人で走らせてしまったそのあとにその方が引退して「俺は課金の鬼になる…!」となりました」
な「フェス…一カ月に一回くらいあるの?」
山・ヒ「そんなにないよ!」
な(突然出てきたな)「魔道杯(黒猫のウィズ)はほぼ毎月やってたから…」
ヒ「フェス毎月やったら大変」
な「そうなの」
山「そうですね…。一回200位くらいに入ったことがあって『あれ?行けんじゃね?』と思って」
な(その気持ちはわかるな…)
社長引退
な「そこまではまっていたのになんでやめたの?」
山「リアルマネートレードみたいなことが横行してて、まじめにルールに沿ってやっている人は金と運なのに…と言うのが嫌になって」
山「コ○ケの方が忙しくなりそうだったのもあるし、あと生活が立ち行かなくなる…」
な「アプリは続いているんだよね」
山「はい、プロダクションは無事に引き継げて、今は最高ランクになっています」
な「よかったね…(ほろり)」
ヒ「俺はアプリ(モバマスではない)が改悪して辞めたけどね」
な「ホントよかったよね…!!」
とはいえ「上には上がいる」と何度も言っていた山井さん。
真の(?)廃課金ってデイトレーダーとか土地持ちの方が多いそうですが、そういう人と我々サラリーマンが同じ土俵で戦うのってすごい話ですよね。お疲れさまでした…!
余談
山「二時間に一回起きてスタミナ消化してましたからねえ」
な「授乳かよ」
ヒ「そのうちスタミナなんて金で買えばいいって発想になる」
な()
みなさんは健全なゲームライフをお送りください。