11月からナゾコン名古屋で公演の始まる「十人の憂鬱な容疑者」。
公式でも「みんなで謎を解き、真犯人を特定する、新感覚のミステリー×推理×リアル脱出ゲーム!」とあるように新感覚過ぎました。
今日はその私の個人的な感想をパクリ構成でお届けします。
十人の憂鬱な容疑者
アジト型
探索 ☆☆
謎 ☆☆☆☆☆
満足度 ☆☆
参加形態 まるばつ組8人、ソロ男性×2
渋谷ナゾビル
脱出失敗
あなたのもとにある日、洋館への招待状が届く。
差出人の名前も書いていないが、あなたはその招待に応じないわけにはいかなかった。 そこには、身も凍るような言葉が書かれていたからだ。
「12年前のことは忘れない。来ないと殺す」と。
あなたは、びくびくしながら、招待された洋館にたどり着く。
そこには、あなたと同じ招待状を握り締めた9人の人物があなたを待っていた。それぞれが何らかの理由で、この場所に集められたようだ。
全員が揃うと、扉はばたんと閉じる。
そして、スピーカーから声が流れる。
「今日は私の催すパーティーに来てくれて感謝する。さて、早速だが君たちにプレゼントがある。この謎だ」
「謎を解け。1時間以内に解けなければ殺す」
すべての謎が解けたとき、衝撃の事実が判明する!
新機軸のドラマチック リアル脱出ゲーム、ここに開幕!
というストーリーです。
まずは、ナゾビルに入ってからの物理的事件から。
まず有権者に訴えたいのは、
遠征に行ったのは2015年7月の最終土日で東京が猛暑だった日だということ。
東北からの遠征民はこんな猛暑になれおらず、しかも遠征日程の一番最後に十人の憂鬱な容疑者を入れてしまったため、もうそれはそれは憂鬱で仕方なかったのであります。
当時のスケジュールはこちら。
7/24(金)19時 エイリアン研究所
7/25(土)13時 RED ROOM or かくれ鬼(浅草30min)
15時 RED ROOM or かくれ鬼(浅草30min)
20時30分 あるハイジャックからの脱出(渋谷20min)
7/26(日)11時 第三東京市(汐留)
14時半 実験室(渋谷20min)
17時 10人の憂鬱な容疑者(渋谷)
「1日3ハシゴなんて余裕じゃん」と見えるかもしれませんが、何せ外気35-36度。
暑くても30度もそこそこの東北から来た8人は、もはやくたくたなのです。
東京のあまりの暑さにサンダルの裏がべろっべろに溶けてしまった者もいたほどです。
そんななか渋谷ナゾビルの最上階に位置する部屋で行われたこの公演。
最上階の部屋は暑いよ、と昔家選びの時に誰かに言われた記憶がありますが、まさに上からガンガン日が照っているからか、ほどんど冷房が機能していなかったのであります。
「めちゃ温度下げているのですが…」スタッフさんの努力もむなしかったのであります。
じっくり腰を据えて挑むべき公演だったのに暗雲が立ち込め始めたのであります。
というわけでこれを「憂鬱すぎる 十人の憂鬱な容疑者」の一つとさせていただきます。
つづいてはこちら。
まず有権者に訴えたいのは
私たちは生ぬるい部屋に入ってすぐ、これをこの時間には無理ではないか、というようなものをもらったこと。
それを片手に私たちは公演が始まる前にすでに憂鬱になってしまったのです。
なぜこの公演を遠征の最後にしてしまったのか…漂う憂鬱の波にスケジュールを立てた私は飲まれ始めたのであります。
しかし、公演が始まると、これは超絶まとめ甲斐のあるアジトだったのでなぞこは鼓舞したのであります。
どんどんはまっていくピースにつのる不安、違和感の繰り返し…通常の謎解きとは違うため、興奮する者もいれば、なお憂鬱さを募らせるものもいたのです。
10人の間に大きな溝ができ始めるのを徐々に感じ始めたのであります。
というわけでこれを「憂鬱すぎる 十人の憂鬱な容疑者」の一つとさせていただきます。
最後は
まず有権者に訴えたいのは、
現場は「洋館」であるということ。
もちろんいつものようなドタバタ探索要素も少ないこの公演、洋館には推理するためか立派なソファーがどっしりと置いてあったのであります。
そうしてもう一点、余裕のあるスケジュールがあだになり、途中お茶をしすぎたために、眠くなったり疲れている人が多かったのであります。
そもそも「みんなで謎を解き、真犯人を特定する、新感覚のミステリー×推理×リアル脱出ゲーム!」にまったくはまらず憂鬱になってしまったものが、「これでいいのか」の問いかけに、うんともすんとも言ってくれずうっかり進んでしまったのであります。
最終的になぞこが超絶ミスリードをして失敗したのであります。
まさかこれがその数か月後仙台アジトに来たのでなぞこは驚いたのです。
というわけでこれを「憂鬱すぎる 十人の憂鬱な容疑者」の一つとさせていただきます。
ご清聴ありがとうございました。