昨日から書いておりますSCRAPゲームブックの感想続きです。
ところでゲームブックには問題点があると思います。
具体的には「詰まると安易にそこから出てこられない」「そのうちなんかどうでもよくなっちゃうこと」だと思います。
私もこれを機にちょっと前の本やり直してみようかな!と思ったのですが、開けてそっ閉じました。
放置している皆さんの気持ち、よくわかります。
詰まって人に聞いたとして、聞かれた人、忘れていますからね。だいたい。
私も十人の時にすごい詰まって、なんで詰まったかわからないので必殺「総当たり」で後ろの番号から全部あたっていきました。(あかん)
とりあえず読み飛ばしを回避する方法として、私は2作目から読んだ項目にチェックを入れる、を実施しております。
途中でわからなくなっちゃった人は…もうどうしようもないので「やりたい」という気持ちが高まるまでお待ちください。高まればやり始めるでしょう。
さて、本題。
私がリアル脱出ゲームゾンビになってから
「聡明なスパイは耳がいい」
「片想いからの脱出」(未プレイ)
「ルネと不思議な箱」
がリリースされております。
「片想いからの脱出」は購入し、「いつやろうかなー」と思っていた今年2月。
「明日友人の誕生日じゃないか!」となって深夜にあせって「片想い」が目に入り、ラッピングしてプレゼントしまったので未プレイです。
ちなみに「過去問」も九州に転勤になった「脱出ゲーム興味あるなー」と言っていた人に送別の品を買うのをすっかり忘れていたので家にあった過去問を差し上げました。
ゲームブックは本当に役に立ちますね!
「片想い」は公演で今年一番の精神的ダメージを負ったため、ちょっと放置しておりましたが、熱烈なファンがいることはわかっていますので昨日アマゾンでぽちりました。
さて、前置はさておき、ゲームブックの感想の続きを書きましょう。
【聡明なスパイは耳がいい 謎はメロディーの中にある】
なぞこランキング5位
謎 ☆☆☆
驚き ☆☆☆
満足度 ☆☆☆
聡明なスパイは耳がいい 謎はメロディーの中にある (CDほか付) (脱出ゲームブック)
- 作者: SCRAP
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2015/03/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
「大量破壊兵器の開発データが記録されたテープを奪取せよ」
諜報機関の上司から指令を受けたあなたは、テープの保管されている敵国の軍部情報研究所へと潜入した。
総帥直属の特殊部隊、白装束の秘密結社、諜報機関から派遣された新たなスパイ──。
テープの謎に迫ろうとするあなたを、さまざまな刺客が襲う。
果たしてあなたはテープを入手し、見事その謎を解き明かすことができるだろうか?
あのね、私にとってCDの音楽を持ち歩いて聞くって近年難易度が高いのです。
はじめるまでにかなりの時間を要したのはこのせいです。
で、謎ですが、ごめんなさい「ほとんど覚えていない」のです。
というのも「音を聞いて謎を解く」というシステムが私にとっては記憶に残る視覚情報が少ないため、印象が薄いのだと思います。
そこでちょっと見返してみました。
実際に聞いたものが謎を解くカギになるのですから、普段の謎解きでは味わえないような「そこにいる感」「自分が主人公感」があり、謎としても体験したことのないような物が多かったように思います。
私はというとそもそも音楽的な能力にもかけていますし、無知な部分も多く、「そもそもこの音が何かわからない」とか「おんなじリズムにしか聞こえない」とか謎を解く以前の困惑に直面しておりました。
中にはなるほど音をこうして使うのか―!という謎もありましたが、正直その感動よりは音を聞いたことのストレスが勝っていたように思います。あとiTunesが勝手にシャッフルするとか。
私自身が音の関わった謎があまり好きではない、ということでのこの評価です。
こちらの作品が好きだという方ももちろんおります。
新しい試みなので体験する価値はあると思いますよ。
さて、私はこれが書きたくて昨日からゲームブックの事書いているのだ!
【ルネと不思議な箱】
なぞこランキング4位
謎 ☆☆☆
驚き ☆☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆
リアル脱出ゲームブックvol.1 ルネと不思議な箱: その町で少女は過去の夢を見る
- 作者: SCRAP
- 出版社/メーカー: SCRAP出版
- 発売日: 2016/10/19
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
ついに先日読了したルネです。
生き別れになった父を探し、旅をしている少女ルネ。父の消息を知る手がかりは、蓋の開かない小箱だけ。そんなルネが偶然立ち寄った町は、「過去に戻れる伝説」のある場所だった。フクロウ使いの少年、学者、紳士など、個性豊かな町の人々と知り合ったルネは、果たして父に会うことができるのか? そして小箱の中身とは──。
謎が謎を呼ぶ旅。すべてを解き明かした後、衝撃のラストが待ち構えている。
全体的な謎は簡単ですが、私は苦手なものが多くかなり詰まりました。
簡単だけど。
そういった面では謎としてはシェイプされている感じは受けました。
あと色々深読みしすぎました。
深読みした挙句、超能力を発揮し、
何の指示もなくラス謎解けちゃいました。
私の衝撃たるや、ハハハ。
「いやそうだろうと思ったけどさ、なんで!」
と言いました。
そうして解きなおしました。
ちゃんと解けますから、本当にちゃんと。きれいに解けます。
先にプレイしていた友人(先だってのなぞちょん)から「ルネクリアした!」のあとに「どうやらクリアのし方が違ったらしい」とLINEが来てなんだろうと思っていたら同じことをしていたらしいです。ハハハ
全国の数人は違ったクリアの仕方をしていると思われます。
だってさー!
楽しいことは楽しいのですが、上記のようなことが起こってしまったので「わー!」という感動があまりないということなのです。だって超能力発揮できたんですから。
ちゃんと解いていればなったのか…いや私はならなかったな…。
もっと物語を楽しんで進めればよかったかなとは思います。
でも私にとっては「無駄じゃない?」という行動をすることがあり、その部分を消化していくとどうしてもストーリーがあまり頭に入ってきません。
例えば
干し芋屋の前ではなぞこがねこと戯れていた
・なぞこと話す→75
・なぞこと話さないでねこを触る→5
・無視する→64
という項目があったらなぞこと話してからねこ触りに行くでしょう?
でも「無視したらなぞこどうなるんだろう…」って思うでしょう?
そんなこんなしている間に全部回ってしまってストーリーが「あれ?」となるのです。
なぞこと話したのに無視している…!という混乱が生まれます(私だけかな)
上記の事とは矛盾しているのですが、
正直最近のゲームブックは親切になりすぎているような気がします。
そう矛盾しているのですが、わかってもらえないかなあこの感覚…。
親切なので困らずに進めることができますし、全体の進度は速くてサクサク進むのでとてもストレスはないのですが、ほら、謎解き好きな人って基本ドMだと思うのですよ。(勝手な判断)
私としては、もう少し「は?で、何したらいいかさっぱりわからないんですけど」というゲームブックのラス謎でいうと「ふたご島」みたいな、リアル脱出ゲームの雰囲気を味わいたいです。
ただ、これはあくまで私の感想です。
ツイッターなどを見ると多くの方はラストで感動しているので本自体を否定しているわけではありません。
やってよかったとは思います。
超能力はもはや私たちの「謎解き慣れ」のせいだと思うので、作る方も大変だろうなとは思っています。
難易度の設定が本当に難しい。
しかし、私は思うのです。
せっかくヒントサイトも充実していますので、
「十人」くらい各問題を重めにして、情報をバラバラに提供し、「人狼」くらいの推理を入れたゲームブックをもう一度やりたいと。
だって「十人」はヒントサイトないんですよ!(何回目)
アマゾンのアフィリエイト入れたのに全国の人が何かしらの謎に触れてほしいと願ってやまない私ですが、今回あまり販促記事にならなかったことに反省しております。