語彙力からの脱出

2014年から謎解きに参戦し、現在500公演以上に参加しています。謎解きの楽しさや、魅力をお伝えすべく、リアル脱出ゲームを中心とした謎解きの感想をネタバレなしで、そのおススメやコツを分かり易くお伝えすることを目標に更新中。

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「謎解きじゃない」話

 

私が謎解き公演に参加する中で一番求めているのは「体験」です。

 

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仲間が多いに違いないと思ってとった以下のアンケートでは「楽しい」に軍配が上がりました。負けた…。そもそもこんな聞き方したらそうなるでしょうに。選択肢が微妙なのに皆様ご協力いただきありがとうございます。

 

 

 

 

頂いた意見では

・全部

・出会いに。まだ見たことのない新たな謎やギミックに。俺より強い謎に会いに行くのさ。

・主に3ないし2になるけど知らない人との協力

・2に入れましたけど、謎解きにハマり始めた時は、1に入れてますね。その時は『謎解き=非日常』だったので。

 ・2に入れましたが感覚的には「映画や演劇に深く入り込みながらストーリーを楽しんでる」って感じですね。ぶっちゃけ物語と私をつなぐものなら謎じゃなくていいんですけど、物語と謎と私の接続がとんでもなくうまいんでSCRAP公演ばっかり行ってる感じです。

 

などがありました。

 

 

「物語を体験したい」と言う気持ちは謎解きを行う中でも結構メインディッシュであると個人的には思っています。しかし物語体験を突き詰めていくと、いわゆるLARPのような「謎のない」体感できる公演も結構あるわけで、そうなると「謎解きとは」という事になります。

 

 

私は今まで謎解き公演において「謎」をあまり重要視していない、最高の体験ができればなんなら謎はいらないのではないか…と思っておりましたが、それでも自分が演じる方の演劇が好きなわけでもないので、やっぱり謎もほしいのだろうなと思考がぐるぐるしております。

 

今年の公演の中では私はダントツにSCRAPの「宇宙飛行士選抜試験2次試験」が良かったと思っております。

本当に最高の体験でした。

 

しかしこの公演は「謎解きではない」という評価を受けていることもわかっております。嫌いと言っている人はあまり見ないのですが「好き嫌いが分かれそう」という評価をよく見かけます。

まあそうですね、謎というか、試験でしたね。

 

 

と考えると、リプライでいただいた最後の方の「物語を私をつなぐものが謎」というのがもしかしたらしっくり来るものなのかもしれません。

宇宙飛行士選抜試験2次試験の場合はそれが謎ではなく試験だったのかと。

だから「謎解きじゃない」ということもそうなんだろうなと思いました。

 

 

ということで私は謎ではなくてもその世界に入り込めるものが「演じる」以外にも理由としてあるのであれば満足するのだろうなと思ったのです。 

 

現実が面白くないわけじゃないのですよ、私、結構面白い日常過ごしています。皆さんに聞かせたい(?)

 

でも自分って自分以上にはなれないので、それを叶えてくれる謎解きが好きなんだろうなと思ったのです。

 

だって私は宇宙飛行士にもなれないし、爆弾解除できる人なれる訳でもないし、世界を救える訳でもないですから。そんな人なれる謎解きが好きで、そんな人になれるのであれば謎はなくてもいいのかもしれません。