語彙力からの脱出

2014年から謎解きに参戦し、現在500公演以上に参加しています。謎解きの楽しさや、魅力をお伝えすべく、リアル脱出ゲームを中心とした謎解きの感想をネタバレなしで、そのおススメやコツを分かり易くお伝えすることを目標に更新中。

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突撃!隣のキャラクタービジネス

アニメや漫画コラボのブログを書いた時に

 

「コラボが嫌だという方の中には、作品側からお金をもらって作っていると思っている人もいる」

 

というリプライを頂いて、

 

「んな!??」

 

と驚いたので、私が知っている範囲でのライセンスビジネスの仕組みを書いてみようかと思いました。

知っている人は知っている事なので知っている人は「知ってるー」と思ってください。

 

 

お前キャラクターの何を知ってるんだ、と言う方はこちらの記事をとりあえず見てください。

nazoko-dayo.hatenablog.com

 

偏ってはいるけれどもそこそこ知っています。

偏ってはいるけれども。

 

 

しかし謎解き制作団体さんがどのようにコラボを決めているかは全く知りませんので、作品によりけりで、色々な事情や決まりやなんだりかんだりあるのだろうなとは思っております。(つまり全然知らん)

 

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なのであくまでふつーのキャラクタービジネスの話。

と言うことで。(間違っているところもあると思うし)

 

 

基本キャラクターにはそのキャラクターの権利を持っている「版権元」があります。

 

 

「版権元」さまがキャラクターにおいては全ての権限を持っている、と言っても過言ではありません。

 

分かり易くすると

株式会社干し芋(版権元)の有する「なぞこ」というキャラクターを

株式会社ウロボロスが商品化する、

という例で見ていきましょう。

 

分かりにくいって?

 

 

例えば「なぞこ」のおもちゃを作る時、まず版権元の株式会社干し芋に「おもちゃ作らせて!」と株式会社ウロボロスの誰か管理部門の人とかが言いに行くのでしょう。(たぶん)(私はちょっと違うやり方してたのであくまでたぶん)

 

 

 

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ここで皆さんにお知らせ。Twitterのアイコンは昨日あたりから突然丸くなりましたが、コピーすると四角です(当たり前)

 

 

その際におそらく商品ごとのロイヤリティ(売り上げの〇%を納める)の話をするのでしょう。(私は決まったレールの上で踊っていたからここら辺はわからない)

 

 

 

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そして晴れて2社が契約とかなんだりかんだりどうのこうのして、『なぞこの商品作ってもいいよ』つまり商品化権的なもの(法律上そのような権利はない)を株式会社ウロボロスが有することになります。

この時、『なぞこ』の色設定などの商品制作に必要な情報を手に入れるのでしょう。

 

 

そして『なぞこ』の商品化を株式会社ウロボロスがスタートします。

 

 

株式会社ウロボロスは「『なぞこ』のフィギュア作ります」と株式会社干し芋の版権窓口の人に言います(たぶん)(私はちょっと違うやり方してたのであくまでたぶん)

 

それが契約の範囲内であれば株式会社干し芋は「いいよ」というし、もし他の会社にそれが取得されている分野であれば「あかん」と言います。

 

株式会社ウロボロスはなぞこのフィギュア制作の権利を持っているので制作に入ります。

 

 

フィギュアには原型があります。

株式会社ウロボロスの商品担当者は「なぞこの原型と色見本」が出来上がったら、株式会社干し芋の監修担当に見せます。

 

 

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監修をしてもらい「なぞこはもっと黒目とかあるんじゃないかな…??」と言われれば作り直しですね。この時株式会社ウロボロスは(納期が迫っているな!)など思っていたりしてドッキドキです。

 

 

さて、監修で「おっけー」と言ってもらえれば量産の準備。

量産で悲劇が起こる事も結構な確率でありますが、そこはウロボロスがなんとか頑張ってください。

 

 

そして全世界待望の『なぞこフィギュア』の販売を開始するのですが、先に契約で決めていたように株式会社ウロボロスは『なぞこフィギュア』の売り上げの〇%を株式会社干し芋に納めます。

 

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これがキャラクターライセンスビジネスです。

 

 

 

なのでこれが謎解きであってもおそらく『なぞこフィギュア』が『謎解き』になるだけの話なのではないかと思います。

 

なのでなのでコラボ公演で版権元がお金を払うなんてことは、滅多なことではないのではないかな…と思います。

 

 

まあ、私は中の人でもなんでもないから

実際のところは何もわからないけど…

 

何が言いたかったかと言うと、もっと純粋にコラボ謎解きを楽しむといいと思いますよ。と思ったということです!

 

 

 

さて皆さんここまでで違和感に気が付きましたか?

 

 「ウロボロス」間違えてて携帯で直すの大変だった!

 

 

 

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