前に謎解き公演のストーリーのアンケートを取った時に1位を獲得したのが「矛盾がないこと」でした。
【拡散希望ブログで使いたい】#語彙力アンケート
— なぞこ (@nazoko_dayo) January 24, 2018
あなたは謎解き公演においてストーリーを
そのブログを書いた際、なぜこの話題に触れなかったのだろうということを今日は書きたいと思います。
そこそこ謎を解いていますと色々なストーリー、登場人物に出会います。
その際にまれに
「お前誰だよ」
という人が現れます。
そう、突然現れる登場人物にもない登場人物、そう、それはまさに謎!
ストーリーの矛盾はまあ、一番あってはいけないのかなとは思いますが、私は登場人物の矛盾が気になって気になって。
しかも何が混乱するって大体その「お前誰だよ」が話を進めていくのです。
「なんか導いてくれているけど、だからお前誰―!」と思いながら謎解きは進みます。
そして深読みばかりする私たちは思うのです。
「この人の言うことを聞いていいのだろうか」
と。
謎解きというのは体験版小説みたいなものなので、「お前誰だよ」が最終的にキーマンでそこに物語が収束していくことも少なくありません。そうですね、伊坂幸太郎の「アヒルと鴨のコインロッカー」的な。(なんか違うかな)
その時私は「お前はあいつだったのか!」という驚きと共に喜びと快感に満ち溢れます。だからずっとお前誰だよって思ってたのよ!と思います。自分の目の付け所に自画自賛するというか、なんというか。
しかし最後の最後まで「結局お前誰だったんだよ…」という公演も少なくありません。「この人の立場は何だったの、神だったの…なら神って言ってほしかった」ともやもやします。
謎解きにおいて神というのは実に便利な存在であると思っていて、なんか困ったら「神」と言ってもらえれば、そうか神ならば全部知ってるもんね、話も進められるよね、と思います。
しかし自己紹介ないままその進行人物が「めでたしめでたし」的に消え去ると「だから誰だったの…あの人の言うことを聞いたままで良かったのだろうか…」という疑念と共にすべてが終わり、まさかのトゥルーエンドが他にあるのでは…とますます深読みします。
ああ、謎を解く人、面倒くさい生き物ですね。
その時の「お前」って本当に些細な役を貰うことで解消できると思うのですよね。
前述した「神」でもいいですし、私の体験した「お前誰だよ」に関しては全てにおいて説明ができる役回りがあったように思います。
謎解き公演を作っていると突然必要になる人って出て来るのですよね。そう、今まではいなかったのに説明のために必要になり「突然現れた人物A」のような人が出て来るのですよ。「呼んだ?」って。
でもそれを「突然現れた人物A」のまま配置するのであれば、「秋田犬の雌のマサル」として配置することもできるわけだから、できれば何か役回り与えてほしいなと思った話でした。
秋田犬の雌可愛いなあ。