AnotherVisionの駒場祭で行われた公演の再演に行ってまいりました。
駒場祭は毎年新入生が創っているとのことなのですが、よくまあ入学して半年くらいの子たちがここまでしっかりしたものを作るものだ…。
運営も含めてここまでの大人数を動かすのもすごいと思うし、ここまでの人数で一つのものを創るのも大変だろうな…と仕事などの場面で「人が多すぎる!」とうだうだ言っていた自分を殴りたくなりますね、それはただの言い訳だ!
タイトル&ストーリー
君と魔法の懐中時計
ホール型
探索 ☆☆
謎 ☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆
参加形態 4人
ビジョンセンター永田町
2000円
成功
街角にひっそりと佇む骨董屋へ、足を踏み入れた貴方。
とある懐中時計に触れた瞬間、周囲が光に包まれる。
──ねぇ起きて、大丈夫?
目がさめると、見知らぬ世界。
元の世界に帰る方法はただ一つ、汽車に乗るしかないのだと、目の前の少年は告げる。
しかし、その汽車は今日で廃線が決まっていて──
所感
もはや毎度ですが、AnotherVisionの公演は会場に入るとずらっとスタッフさんが並んでいて、高級レストランに来たような気持になります。毎回なんだか私のようなものに丁寧にありがとうございます…と思いながら案内されています。
そして何も無理して元の世界に戻らなくてもいいんじゃないか…?と一瞬誰もが頭をよぎったのではないかというほどに終始居心地の良い雰囲気でした。
個人的には解説でかなり笑ったので、こういう細かいところでのエンタメの創り方も素敵だと思いました。
あとハッシュタグ追っているとスタッフしていた子たちがとても嬉しそうで、なんだかこちらまで嬉しくなってしまいます。自分何様だよと思いつつ。なんだか、いいよね、こういうの。若者が生き生きしているって。
謎の話
大勢を動かすことのできる団体だからこその人員の使い方をしている公演だったなと。
私たちはただひたすらに解いているだけですけど、スタッフさんは結構大変だと思いました。かわいいし!
終わった後に各人が解き終わったものを見ていたのですが、一つ一つの謎が丁寧にできていて、無駄のない作りですっきりしました。
色々なんでもできる世界観だからこそ詰め込みたくなるだろうに、そこを綺麗な道すじのままで完成させるというのは結構難しいんじゃないのかな、と思いました。
謎解きが得意そうな人が多かったから成功率が高めになっている印象ですが、おそらく初心者やお子様でもある程度最後の方まで行けるのではないかと思います。前から何度も行っていますが、私は謎解きは最後まで行ってこその満足だと思うのでその言った点で、難易度的には学祭公演としてはピッタリだったのではないかと思います。駒場祭で列見ていましたけど結構親子や少年少女も多かったので。
切磋琢磨して生まれている公演これからも楽しみにしております!