9月の末に結構長く働いた会社を辞めたのですが、その際に有給をすべて使って辞めたいと思ったので、気づけば土日祝を含めて50日くらい会社に行っていませんでした。
その間の私の変化はあんなに仕事が好きだったのにしなければしないでだんだんとそんな自分に慣れてきてしまったことです。
さて、話は戻って。50日も休んだので久しぶりに会社に行くときに私はとても緊張しました。
送別会があり、きっと多くの同僚がプレゼントをくれ、寂しいと言い、この日にまた会いに来る行っていた取引先の人も来てくれるのだろうと思っていました。
実際に行ってみると上記のことが一切ありませんでした。
50日前に送別会があるといわれていたのでホテルもとっていたのに「挨拶が終わったら帰っていい」と朝に言われ、たくさん用意したお返しは適当に配布することになり、席もなくなっていて、会いに来るといっていた人は誰も来ませんでした。
そうか、私にとっては一大事の「退職」というイベントですが、50日もいなかったのだからもう彼らにとっては私は必要ない存在なのです。
忙しい毎日の中で50日は約束は忘れてしまう程の期間なのです。
まだいるのかという目で見られ、あいさつに行けば「今日終わりだったの?」と言われ、パソコンはほかの人が使っていて、すっかり私は過去の存在です。
仕事という渦の中で生きている人と自分の時間の流れを感じました。
仕事をしている人は良くても悪くても毎日新しく身の回りの状況が変わっていくのです。もう自分たちに関係のない人に関わっている暇はありません。
もう私の居場所はここにはないのです。
自分の多くを捧げてきたと思っていた仕事とは、会社とは。
ただ二人だけ、仲の良い同僚がずっと私の相手をしてくれました。
そのうちの一人は私の辞める日が来てほしくないと数日前から言い、当日もずっと泣いていました。本当に仲が良かったのです。こんなに多くの人に忘れられてしまった私なのに。
自分も忙しいのに本当にありがたかったです。
このような友達が一人でもいるのが恵まれていることだと思いました。
そんな私も今日から別の会社で働いてます。
心配なことは多いですが一つ本当に心配なのは、
同僚の顔、覚えられるかな!
たぶん無理。
あと会社にたどり着ける気がしない。