なぞこが2019年最もはまっているもののひとつに「マーダーミステリー」があります。
マーダーミステリーとは決められたシナリオと役割を演じて犯人を見つける(犯人は逃げきる)、という中国で流行しているゲームです。
演じるとはいっても演劇みたいな感じではなく(演劇みたいにしてもいいけど)、自分の握っている情報をどう開示して自分に有利にゲームを進めるか…みたいな感じのゲームです。
このゲーム、謎解きが趣味の者は「協力ゲーム」「真相を暴く」的なところに魅力を感じているのか関心が高いです。(と勝手に思っている)
ほかにTRPGとか人狼の要素もあるので、その界隈の方も多く、これから日本でも流行って来るのではないかなと思っております。
いや、流行ってほしいと思っております。
タイトル&ストーリー
Who killed the brave?
〜 誰が勇者を殺したか?〜
推理度 ☆☆☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆☆
得点 0
(サイトよりお借りしてます)
魔王に支配されたこの世界。
しかし一人の勇者が立ち上がり、仲間とともに世界の平和を目指して戦いを始めた。
ここは魔王の城に近い〝最後の村〟と呼ばれる村に一軒だけ残された古びた宿屋の一室。
明日はいよいよ魔王との対決。
それに備え、ひとときの休息を取ろうとしていたその時、あかりが吹き消され暗闇の中、勇者の叫び声が響き渡る。
慌てて明かりを灯すと、そこには無残に横たわる勇者の姿が!!
果たして誰が勇者を殺したのか?!
あなたは真相をつかむことはできるのか!!!
公演時間
ルール説明、推理パート、解説および感想戦 含めて約2,5〜3時間。
一回の参加者
9人(役職の数だけになります)
所感
マーダーミステリーへの参加は3回目です。まだまだ初心者です。
そもそもミステリー自体が好きなので(コナン好きだしね)例えばE-pin企画の開催しているミステリーイベントも好きです。そこそこいい点取れたりする時があるので気分良かったりします。
対してマーダーミステリーは参加するのまだ3回だけど、たぶんね、得点が取れないタイプの楽しみ方をしている…なんで私はこう得意でもないものが好きなのか…(遠い目)
マーダーミステリーは外国のゲームの翻訳が多いのですが、ぺよん潤さんは完全オリジナルストーリーで制作しています。
作ろうとしてから出来上がるまでの期間がすごく短くて驚いていましたが、いろいろな要素も盛り込み、実に日本人らしいつくりにしたなというとても素晴らしい公演でした。
こちらはオープン型です。
自分の背景と殺人事件があったときのスケジュール、そしてミッションが知らされ、あとはチップを支払い探索をして、その情報を開示したり隠匿したりして進めます。
セリフなどはないので自由に進めます。
今回は反省しきりです。
「犯人を当てる」という大きな目標があるのですが、ちょっとわきの設定に目を奪われすぎてそっちに専念した結果、最後まで「「「犯人誰!???」」」となって最終的に疑われました。
私犯人じゃねえよ!!(冤罪)
犯人あて以外の各々の目標があるので結構そっちに気が行ってしまうんですよね。
一点不満点があるとすれば議論タイムが45分ではちょっと短かったかなということです。
個人での話し合い(密談)が増えてくるのでそうなると全体での犯人あてが難しかった…。
マーダーミステリーの何がいいのか
考えてみたのですが、いくつかあります。
・情報がとっ散らかっていること
これは完全に私の好きなことなので、人によってはストレスになるかと思うのですが、情報がばらばらで。Aが知っているものをCがもっと違う角度から知ってる…みたいな。
リアルな人間関係みたいなものが見え隠れしていて、「実はAとBは恋人」とか、なんか「お前たちそうだったのかよ…!」というのが徐々に分かってきて楽しいです。
・会話をして進めること
コミュニケーションをとるゲームなので、それが苦手な方は難しいかもしれません。逆に好きな人は楽しい。
このゲームは今まで固めて参加したことがないのですが、固めない楽しさがあるとは思います。知らない人だからこそのリアルがあるのかなと思います。(知り合いとしたらまた違うんだろうなとは思うので今度固めてみるつもりです)
あと謎解き以上に終わった後すごくいい感じになります。仲良くなるというか、なんかすげえ仲間感が生まれる。犯人当たっても外れても一体感がある。そのままみんなで飲みに行きたくなる感じ。
個人的には謎解きよりも婚活に向いていると思うな。謎解きって個人の能力に依るところが多くて、なんか結果ギスギスすることも多くなっちゃうから…
・個人戦
協力ゲームなのに個人戦の面もあり、戦犯がいない(いやいるときもあるけど全員の責任になる感じになる)。
基本私は協力ゲームが好きなのですが、この「個人戦」というところで、各自が戦略を練るため、終わった後に「あの時干し芋を食べたのは証拠を隠滅するためだ!(嘘の行動です)」「その干し芋欲しかったのに!(嘘の会話です)」なんて会話ができます。
・ミステリーである
人によって持っている情報が異なる…というミステリーであり、演劇型のミステリーイベントとは異なり、「誰かに何かを聞くために列に並ぶ」なんてこともない。
大体目標を見失いがちであるがミステリーである。
ミステリーって「犯人あて」の目標忘れることないじゃないですか。でもマーダーミステリーは大体それを忘れるんですよね。それがいい。人間味がある。
ということでみなさんもそろそろマーダーミステリー、やりたくなったんじゃないですかね?
今仲間内でかなりはまり込んでわーわー騒いでいるの自分だけなのでちょっと寂しい。
謎解きみたいに「あるよ!」といえば「行く!」って言われたい!
ということで少しでも興味ある人に体験してもらえるように次の記事で「今東京でできるマーダーミステリー」をまとめてみようと思います。
あと、この時会場間違えて主催、参加者の皆様にはご迷惑をおかけ致しました。すみませんでした!
会場(間違えている)に着いた私たちにおじさん「今日は休館日だよ」