語彙力からの脱出

2014年から謎解きに参戦し、現在500公演以上に参加しています。謎解きの楽しさや、魅力をお伝えすべく、リアル脱出ゲームを中心とした謎解きの感想をネタバレなしで、そのおススメやコツを分かり易くお伝えすることを目標に更新中。

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マーダーミステリーと謎解きに共通点はそんなにないのだがと思った話

最近ずっと言っていますが私、マーダーミステリーにハマっています。

 

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突如「明後日」など近々の公演が湧いて出てくることも多いのでソロ凸することも多く、そこで出会った人々と「何界隈の方ですか?」という話題になります。純粋に興味があって聞いているところもあります。

 

マーダーミステリー界隈というのもできつつある昨今ですが、まあまだ新しい分野ではあるので「友人に誘われて」という人はまだ少ない感じもしています。

 

もともと何かしら好きでマーダーミステリーに入ってきた方がほとんどでなるほどなあと思うと同時に、「謎解きから」という人にあまり会わないということに気が付きました。いや、いますけど。いますけど。

 

出会った人の半分は人狼で、あとはTRPGボードゲームとかLRAPとか演劇とかそんな感じだったかもしれません(なぞこの体感)

 

ひとつの要因としては人狼をやっている場所で行われる公演が多いということがあるのだと思います。

 

確かに個室でのプレイが好ましいマーダーミステリーは部屋の作りとか人狼がピッタリなんだろうとは思うのだけど、それでも人狼関係の場所での開催本当に多いですよね。

私のような人狼が苦手な者が訪れたことのないような場所で、こんな機会がないと会うことがなかったろう方々と一緒に同じゲームをするというのも面白いもんだなと思っております。

 

 

マーダーミステリーは登場人物に潜んだ「犯人」を見つけるゲーム。それは「狼」を見つける人狼とはほぼイコールの図式になるのでしょう。

つまり人狼が好きな方はほぼマーダーミステリーは好きだと思われます。ロールプレイの好き嫌いはあるとは思うけれども。

個人的に人狼プレイヤーは騙せる気がしません。個人的に。

 

 

TRPGの要素も多分にあると思います。カードという物理的なもので手に入れられますが、探索はマーダーミステリーの基本です。ということでTRPGが好きな方も好きでしょう。あまりTRPGについて詳しくないのですが。真実を見つけるみたいなシナリオもあるようですし。

 

 

LARPも「演じる」ということでもちろん要素があります。ボードゲーム界隈も、基本的にこれは招待隠匿系のボードゲームです。もちろんミステリー界隈という方もいらっしゃると思います。

 

 

そしてふと思うのです。

「このゲーム、人狼×TRPG×謎解きと言われがちだけど、どこに謎解きの要素があるのだろうか」

と。

 

 

謎解きが趣味の人はマーダーミステリーを「おもしろい」と言いがちです。しかし私の周りの謎解きが好きな方は人狼があまり得意ではない人は多いです。

なぜでしょう。

 

私は誰かを誘う時、まずは私と感性があうか、そして嘘がつける人か、そして推理が好きか、を考えてマーダーミステリーに誘っています。

 

しかし誘わなくても他でプレイした子が「面白いもっとやりたい!」と言っていて、「あれ?あの子もいけるのか」となっております。

 

マーダーミステリーに謎解きの要素はあるのか

何を言っているのだ、犯人を当てるのが「謎解き」だろう、と思われているのであれば、謎解き界隈の人間から言うと「それは違うのですよ」なのです。(界隈代表している顔して私だけだったりして)

 

謎解きはパズルや暗号を解いて行き、基本的には導き出された一意解を掘り下げていくものなのです。最後に行く過程にはストーリーの違和感に気が付いて、今まで北を上に見ていた地図を南を上に見てみるとかそのような閃きが生じます。

 

マーダーミステリーにもたまにこのような謎があるものもあります。「これは謎…!」と思った公演はありました。

 

しかし、「マーダーミステリー」というものそのものを考えると謎解きの要素はほぼありません。

 

なぜ人狼×TRPG×謎解きなど言われているのか…人狼×TRPG×ミステリーがおそらく正しいのです(それはそう)

「ミステリー」の要素はあります。ただし客観視された状況証拠ではなく嘘をつくかもしれない生身の人間からの証言で組み立てていく必要が出てくるので「本格ミステリー」とはまた違っているのかもしれません。

 

E-Pin企画のいわゆる本格ミステリーも何度か参加していますが、それとも全然違うと思います。E-Pin企画のマーダーミステリー本を読んだところ、「これは…マーダーミステリーというかE-Pin企画!!」となったのでした。(やってみて…)

 

ミステリーイベントでは大体私たちは探偵役として存在するので犯人は確実にどこかで「ここに気が付けば犯人だと分かるポイント」があるのです。それがわかりにくくても。確実に。

 

しかしマーダーミステリーにはそれがない。まあ一言でいえば「犯人の力量次第」なのです。

すんげー上手い犯人なら隠し通すかもしれないですね。そんな人を何人か見たことがあります。あとシナリオが微妙だと犯人特定できないこともありますね。

 

ちなみに私は犯人になったときには「みんな楽しんでくれたかな…あの時もっとああいえば場が混乱したかな…そうすればよかった…」とよくわからない反省をします。初めて犯人だったときはみごとに当てられて(こ、これはゲームとしてよかったのだろうか…)と悩んだくらいです。

 

つまりマーダーミステリーは私からすると犯人のショーだと思うんです。「全然わからない」と言わせたら勝ちですよね。私は犯人したくないのですが、したらしたで楽しいですね。したくないですが。

 

やはりゲームとしては人狼に一番近いのだろうと思います。

しかし人狼と違うのは(といってもそこまで人狼はやったことないので詳しくありません)最後まで全員が参加できることとロールプレイがあることなのかなと思っています。

 

 

で、なんで謎解きが好きな人が軒並みハマっているのでしょう

私の考えなのでもっといろいろあるとは思うのですが、いくつか挙げるとすれば

  • 謎解きが好きな人は「体験」を重視する人が多い
  • なんだかんだ思考の遊びが好き
  • 人と人がつながるものが好き
  • 主人公体験ができる

なのかなと思っていました。

 

ということでダラダラ書いてしまったのですが、全然謎解きではないよなぁ~でも楽しいなぁ~そもそも私謎解くのはそんなに好きじゃないしな~と毎回思っているので吐き出せてスッキリしました!