こちらは謎解きクラスタによる謎以外 Advent Calendar 2019の寄稿記事です。
adventar.orgしばらく謎の話もしてないのに、謎じゃない話を書くなぞこなのでした。
「忘年会スルー」なる言葉がささやかれている令和初めて年末。
なんで好きでもない人と5000円位出しておいしくもない料理を食べて宴会芸までやらないといけないんだ!!という理由で嫌っている人が多いとか。
みなさんは忘年会は好きですか?
私の場合
私は忘年会が好きとか嫌いとかそういう感情を植え付けられないまま育ってきました。
宴会はもはやプロデュース業のひとつです。
忘年会?今回はどんなショーにしようかねえ…。
こんな感じ。
宴会芸なんて生ぬるいもんじゃないです。芸してすめば話は早いんだよ。そうじゃあねえんだ。
「宴会は仕事」
そう信じていた時もあったのです。
社会人歴も長くなり、転職する気なんてさらさらなかったのになんでか現在3社目ですが、新卒で入った会社と2社目がそんな会社でした。
ちなみに今は超絶ほっこりする会社で、毎日ほっこり過ごしています。人間ってうまくバランス取れてんなって感じています(?)
1社目
最高潮にエンターテインメントを追求する会社だったので、宴会は「新人がどのようなエンターテインメントを提供するのか」という試練の場だったような気がします。
「宴会には台本と司会とタイムスケジュールがいる」というのを知ったのも新人の時。
若かったのでメイドだの、キャラクターだの、サンタクロースだの、セーラー服だのコスプレばかりしていましたが、テレビ番組のような企画を行ったり、ダンスユニットを結成しオープニングダンスからはじまったり、演劇したり(10分くらいの台本書いた)とにかく「楽しんでもらえなければ死」くらいの感じでやっていました。
2社目
若者が極端に少ない会社なのでやたらと宴会仕切っている時期が長かった…。
前の会社で無駄に培った宴会能力で「女でここまで宴会を仕切れる人は初めて見た…」と昇給にも昇進にもならない評価を得たりしていました。
1社目よりは部の人数が減ったり、エンターテインメントではない感じの会社なので宴会の方向性は変わり、「カンペ芸」になりました。
その時にはやっていたテレビ番組をモチーフにして、色々な方を取材。カンペで起承転結をつけて盛り上げることのスキルだけぐんぐん上昇し、やめるころには10数冊のカンペが足もとに。
正直名残惜しい気持ちはあったのですが全部捨ててきました…。(そりゃいらん)
数々のカンペ芸の中でも自分が気に入っているのは
「教えテルミー鈴木君(仮名)」
です。
鈴木くん(仮名)は仕事は何しているんだかよくわからなかったが記憶力がとにかくよかった。
電話が鳴ると親機に番号が表示されるじゃないですか。あれを見て電話が鳴った瞬間に
「なぞこさんフィンランドメディカルセンター(仮)です」
というんですよ。1コール鳴るか鳴らないかの間に。
もはや取り次がない。
という社会人生活をしていて(この人はいくつ電話番号を覚えているのだ…??)と思って宴会にかこつけて実験してみたのです(おい)
途中なぜか上司が参戦する結果になりましたが全問正解で終わりました。
鈴木君のドヤ顔。
そして私の知りたい欲が満たされウィンウィンでした(?)
辛かったのですか?
以上のような宴会。
辛かったのか?と考えているのですが、いいえ、私はそういう仕事好きなので楽しかったんですよね。
なんなら今でもカンペ芸くらいはしたい(しないけど)
これはもうその人の性格とか資質によるんじゃないでしょうか。
なので「やれ!」と押し付けるのは良くないとは思うのですが、楽しいと思う人もちょっとくらいはいるんじゃないかなと思っていたりします。
それも業務にしてくれたら最高ですね。もっと昇進できた気がするわ。