友人とボードゲームをやる時間も多かったのですが、今年は「謎解き」以外のイベントにもたくさん参加しました。
ひとつがマーダーミステリーです。
何度もブログで書いていますが、ロールプレイをしながら自分たちの中にいる殺人犯をさがす…というのが主のゲームです。
次にTRPGです。
テーブルトークRPGと呼ばれるもので、自分のキャラクターを作っていろいろな行動をして会話で進めるRPGです(詳しくないので違っていたらごめんなさい)
そしてそしてパンドラの人狼と呼ばれる「全く新しい人狼ゲーム」です。
私は人狼ゲームを得意としている訳でもなく、好きな訳でもないのですが、「一度しかできない」ということで知らない世界が体験できそうで参加してみたりしていました、楽しかったです。
この「TRPG人狼」と「パンドラの人狼」の考案者が今日感想を書くマーダーミステリーのシナリオ制作者です。
もう発明しっぱなしですよね。本当にすごい。じゃんきちさんのいる世界に生まれてよかったです。
タイトル&ストーリー
ランドルフ・ローレンスの追憶
推理度 ☆☆☆☆
満足度 ☆☆☆☆☆☆
見知らぬ場所で目覚めたあなたの記憶はとても曖昧だ。
やがて記憶を取り戻し、複雑に絡まりあった数奇な運命に自身が翻弄されていることに気がつく。
ランドルフ・ローレンスとは何者なのか。
運命を変えることはできるのか。
あなたたちは真実の記憶のその先で、何を犠牲にするか選択を迫られる。
所感
「今までプレイした中で一番面白かったマーダーミステリーは何?あ、ランドルフ・ローレンスは除いてね」
そんな会話が聞かれるようになった師走。
そう、今年イチのマーダーミステリーはその人の答えを聞くまでもなく「ランドルフ・ローレンス」だろう。と皆が思っているのです。
そうだけれども!
ただこちらのマーダーミステリーはほかのマーダーミステリーとは少しばかり違う趣向で、そりゃ満足度120%ですよという感じです。
■議論・行動フェイズ
プレイヤーはGMに対してどんな行動をするか伝えることができ、GMからその行動の結果をお伝えします。
時計回りで順番に全員が任意の行動を起こしていきます。
またどんな行動を行うか議論しながら進行を行うことが可能です。
(募集サイトより転載)
というものがあり、通常は議論を重ねて自分ひとりで現状を理解していくマーダーミステリーとは異なり、GMを介して全員で世界を見ていくような感じのあるシナリオです。
他のシナリオとは異なり、一緒にプレイしている人と仲良くなっていく感じがとても強いです。
そもそも自分が何者かわからないですからね!
やがて記憶を取り戻し、「!???」ってなるのがめちゃ楽しかったです。いやーもう全く本当に。
何度もマーダーミステリープレイしていますが、自分に役が与えられても結局自分は自分なので(?)私はそこまで役に入りこめることってないんですけれども、いや、頑張ってロールプレイしてますよ!でもこの作品何がすごいって、意識してないのに結果その人になり切りすぎて後半意味不明な行動をしたりし始めたことですね。
あれは周りも驚いていたが、なにより私も驚いた。
そしてその役に入り込みすぎるせいで(?)結構リアルで泣いている人が続出していることです。
しかも老若男女問わず。
みんながみんな自分が主人公だ、と思える公演ってそんなにないので本当にすごいと思いました。
そして、このシナリオの魅力はシナリオ自体のわくわく感や他にはないシステム、世界の広がりはもちろんなのだけど、満足度の高さの大きな要因はGMの素晴らしさがあげられます。
マーダーミステリーではGMが大切であると色々参加してみてつくづく思っているのですが、ここまで一つの物語に私たちを引き込んでくれる人が存在するのかと本当に驚きます。
あとこれ仕切るの本当にすごいとも思います。
マーダーミステリーって謎解きよりも感想難しいなあとつくづく感じているので、うまく伝えられているかわからないのですが、全国の皆さん、機会があればぜひ。